以下、予断もとい余談。

将来、375に述べた「日本などは低死者率」の仮定が正しくて、
経済を本格再開しても重症者の感染爆発が起きなかったとしたなら。

そんな仮定の未来でも、
「2020年、日本の単位あたり死者数はなぜああも少なかったか？」
という問いがやはり残ります。

そもそも、なんで各国でああも違いが、という問いも当然ある。

縦横、この場合、おもに横、つまり同時代の各国の罹患データ、
対策の違い、生活習慣などなどなどなど、多種多様な要因分析による、
疫学的因果関係の推定や研究は、向こう何年間は研究界隈を
潤すことでしょう。

個人的には、日本人には案外なじみのある旧型コロナウィルス
（風邪ウィルス）の変異バージョンだから、と考えるのが自然な気が
します。
ボリス・ジョンソン首相が当初提案（のちに撤回）した集団的免疫を、
東アジア人は知らずにやっていた、怪我の功名って可能性です。
インフルAワクチンを打ってたけど、流行ったBにもわりと効いた、
というアナロジーに近いです。
ですが、あくまで憶測、よくて仮説です。

一つ試したい仮説は、家庭内土足禁止の効果の有無です。
これは、一般家庭ではあんまあかんです（土足禁止が100％？）。

和洋混在の日本なら、比較的よろしい「対照群」があって。
ホテルと旅館とを比較した、clusterなどの発生率比較です。
やれるならデータ集めたいですね。

以上です。