昨日も今日も仕事ゆえ、東京まで通勤しましたが、本当に寂しい有様でした。これが日本のGWとはとても思えない。祝日はコンビニすら閉まっています。このままでは国が滅びますよ。（なんで自分はGWに働いているのかはさておき・・・）

季節の変わり目か、気持ちがげんなりとしてしまいますが、どうもそれだけではないらしい。朝から晩まで聞かされているあの言葉が原因かもしれません。

「あなたの命を、家族を、大切な人を、社会を守るため、感染拡大を食い止める。その言葉を改めて心に刻みました。」

これは、先日亡くなられたとんかつ屋の店主の方が残した言葉です。こうした自粛言説を耳にしない日は無くなりました。店主はコロナ禍と自粛圧力で経営難に陥り、様々な工夫を重ねるも精魂が尽き果て、周囲にはもう店を止めたいと漏らしていたそうです。遺書はなく、自殺か事故かは判然としませんが、限りなく追いつめられた果ての出来事だと思います。そして、彼を無意識の内に追いつめたのは、まさにその「心に刻みこまれた」言葉ではなかったでしょうか。