今号も配信、有難うございます。今回は少しはやめに記します。感情的にはならぬように、と肝に銘じていますが、それでも、何か書かずにはいられなくなりました。

　ゴーマニズム宣言・第370回「お上に従順な家ごもり芸能人」
　このことを取り上げるのは、少しショックな話があるからです。私の好きなアニメ＆小説に「涼宮ハルヒの憂鬱」というのがあって、よしりん先生もご存じかも知れませんが、京都アニメーションがアニメ化した作品でもあります。そのエンディング曲に合わせて、主演声優の二人（平野綾・杉田智和）が踊る「おうち動画」が配信されていて、とても不愉快な気分になったのです。
　実を言えば、この2人ともお気に入りの声優で、かなりの実力派です。平野綾は「寄生獣」のアニメで「ミギー」の声を熱演し、杉田は「銀魂」の主人公を演じていました。このほかにも、代表作は多々あります。
　確かに、声優や俳優に仕事を選べ、とは言えないのかも知れない。プロダクションの意向に楯突いたら、解雇される可能性だってあるのかも知れない。しかし、よりによって、「ハルヒ」でやらないで欲しかった。やるんだったら、もっと平和なご時世で、個人的な趣味として演じて欲しかった、そう思います。しかし、殆どの人は、よくやった、みたいに絶贊している。私は、心のどこかでは彼女と彼が「STAY　HOME」への皮肉でこれを演じたのだと、まだ信じたいのです。

　何だか、この騒動で、自分だけどうしてこうも人と感じ方が違うのか、疑問を感じます。どうして、こんなにも未知の、影響力もよく分からない病原体で怠業やパニックが起こるのか、そんなに感染力がはやいのか、絶大な影響力を持つのか、よく分からないのです。人はよく自分を変わっているとか、普通とは違う（ネガティブな意味で）と言ったりするのですが、こんなのが普通ならば、一生普通でなくても良い、変人で構わないとさえ思います。
　観光客が殺到するからと言って、チューリップを刈るような暴挙が許されるのなら、今後、チューリップなど植えるな、と主張したいです。何が苦渋の決断だろうか。人間のエゴに振り回されるチューリップが気の毒だ。グレタ・トゥーンベリーさんみたいなことを言いますが、生態系のバランスをなんだと思っているんだ。

　少し感情的になりすぎました。どちらもあまりにショックな出来事だったので、記しました。またコメント欄をよごしてしまったかも知れません。お詫びします。
　木蘭さんの方は、また改めて。