希蝶 のコメント

 今号の感想のつづきです。

 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第164回「指数関数的にトンデモ大爆発中の『モーニングショー』」
 正直言って、モーニングショーの阿呆らしさはドッジボールはよくないとのコメントにも現れており、うんざりするのですが、この中で一つだけとりあげるとしたら、玉川徹の」「そういう仕事についていない人ができることと言ったら、一生懸命休むことですよね。休みだから遊びに行くんじゃなくて、休めない人がいるってことも考えて、休むことが仕事だというぐらいに思った方がいい」
 一体、何ですか、これ。休めない人が聞いたら、頭に北半球です。

「休める我々、休めるサラリーマンは、それだけで幸福なわけですよ。一生懸命休まなきゃ」
 ナルコレプシーにも悩まされているわたしにとって、休むというのは仕事の一貫であり、夜に眠っておくことと、昼間にコーヒーやお茶。コーラなどを飲み、カフェインを供給することは仕事の一部です。その立場から言わせて貰うと、こんな贅沢で傲慢な意見はない、と思います。どこかの議員さんも睡眠障碍で、議会を休まれたこともあるそうですが、あなた方は、夜中に呼吸マスクをつけて、空気が送られてくる機械で眠ったことがあるのですか?それも4時間以上やらないとまずいわけで、昼夜、いつ眠るのか分からない恐怖と戦ったこともあるのか、と。働ける人がただ感染病を恐怖して、怠業をすることの何が幸福なのだろうか。そんなことを、個人的に思いました。
 しかし、こうしてクローズアップしてモーニングショーの誤謬の過熱度を表現すると、ある意味おかしいというか、ばかばかしいというか、お笑い者です。自分が病魔に対して真剣であることを競争するかのように、より過激なことを言い募る有様が可視化されてくる。ある意味、チキンレース。我慢比べ。いっそ、ほかの購読者じゃない人たちにも見て貰いたいな、と思うのですがJAROの異法アップロード禁止のCMと同じなのかな、と残念に思います。
 こんな感じでよいのでしょうか。

 なお、おうち動画のことをさんざん言いましたが、私は学生がヴィデオでセッションするのは興味深い試みだろう、確かに人を元気にする効用もあるのだろうとも思います。しかし、それを今集団でやられると、何かいびつな感じがして、折角の感動的なヴィデオが集団洗脳手段の一つとして利用されているようで、怖いです。善意だらけの世界が、かえって全体主義の風潮を生み出し、人々を不幸にする構図は皮肉としか言いようがありません。私はああいう画面を見ると、すぐテレビを消しますし、あるいはケーブルテレビの画面に切り替えます。ある意味、気の毒だ、とも思うのですが。

 以上です。それでは、夜9時からのオドレら正気か!!、期待しています。

No.238 48ヶ月前

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