SPA!ゴー宣、今週号の『ボーヴォワールの自虐』,をよみました。アナと雪の女王で、白馬の王子様に期待しない女性像の話をされてましたが日本でも1997年ごろにも同じことが起きています。テレビ東京で放映された「少女革命ウテナ」という作品で、白馬の王子様幻想を徹底的に描いています。

「少女革命ウテナ」は、主人公のウテナが白馬の王子様にあこがれるあまり、自分が王子様になりたいという話から始まっています。主人公がその憧れを抱きながら鳳学園という学校に転入。その学校は「バラの花嫁」といわれる女性アンシーを求めて、デュエリストと言われる戦士が戦い、「バラの花嫁」を得る争いをしています。目的は世界の革命する力を手にすることです。聞こえはいいですが、「バラの花嫁アンシー」はデュエリストの所有物にされていて、ウテナはそれに反応してデュエリストになり、アンシーを守りつつ戦っていきます。

話の筋はこんな感じです。最終的にあこがれだった白馬の王子様と戦い、バラの花嫁アンシーの世界を革命してゆく話になり、アンシー自身の自立の話になっていきます。ウテナとアンシーの女性同士の友情を描いています。

当時の作品としてはかなり独特で、監督はセーラームーンを監督してた人、幾原邦彦氏が監督していて、「アニメ界の小室哲哉」と言われてました。最近、きっかけがあり全話見ましたが演出はかなり独特でした。

アナと雪の女王と同じく、女性同士の友情を描いてます。ウテナは劇場版（1999年ごろ）でも作られてますが、テレビ版より女性同士の友情、愛を描かれてて、ディズニー的な幻想を壊してます。



参考にこの動画がおすすめです。　


山田玲司のヤングさんーでもウテナを特集されてます。無料分だけ公開されてます。あとはニコニコの有料になります。
https://www.youtube.com/watch?v=TBiS1U-gY0M　（無料分）

下記の動画も山田玲司のヤングサンデーの動画ですが、要点のみ抜粋されています。１５分。
https://www.youtube.com/watch?v=gHfu7FwWXnc