今週も配信ありがとうございます。
『モーニングショー』は全く見ていないので、実際の発言を文字起こししていただいたのは大変に参考になります。
こういった数々の暴言が放送されたということは、記録にとどめておく意義があると思います。
同番組は「コロナ恐怖路線」で高視聴率を獲得する戦略一辺倒に舵を切ってしまった以上、もはや「恐怖のインフレ」を続けないと視聴者をつなぎ止めておくことができなくなってしまったのではないでしょうか。
「安心材料」を出すと、もう見てもらえなくなるからです。
番組の価値が、「恐怖のインフレ」以外に無くなってしまいました。
いずれ視聴者から見放されるのではないでしょうか。

ちなみに私は朝ドラを見た後ぐらいから、運動をかねて外出しています。
市内のあちこちを歩き回り、大阪としては珍しく営業しているドトールでお金を落とし、ランチ営業をしている飲食店でもお金を落としていくことを日課にしています。
そこで気付くのは、高齢者の外出を結構見かけること。
ドトールには「指定席」で本にラインを引きながら読書していたり、新聞数紙を積んで記事を読んでいる高齢者の常連さんがおられます。
この時間帯に外出している方々は、時間的に『モーニングショー』やその他のワイドショーなど見ずにご自身の日課にいそしんでおられるのでしょう。
あるいは「運動して抵抗力を付けるのが何より大事」というご自身の経験で得た知識を重視されているのかもしれません。
つまり、「ステイホーム派」と「アウトドア派」でぱったりと思考パターンも行動パターンも分かれてしまっているのではないでしょうか。

これだけ気候が温暖になってくれば、外出する方が健康に良いことは誰だって分かります。
東京の事情はまた異なるのかもしれませんが、私が住む大阪の一地方都市では外出している市民の数はかなり回復してきています。
ひょっとしたら今、普通に外出が一般的になってしまって最も困るのはマスコミではないか？ という気がしてきました。
何しろドラマもバラエティも収録が滞っており、過去の放送や名場面集、あるいは衝撃映像SP等でお茶を濁している状態。
それらが視聴率を獲れるとは思えないので、報道・情報系の番組は頼みの綱でしょう。
だからマスコミとしてはせめて「ステイホーム派」だけでも家につなぎ止めておきたい、という意図なのだろうか？ と邪推してしまいました。
ただ、仮に報道・情報系が視聴率を稼げたとしても、この状態がいつまでも続くはずもありません。
そしてリスクを冒さない番組制作や編成のおかげで、多くの視聴者は動画配信やYouTubeの方に流れただろうと思います。
ネット界で「テレビはオワコン」と言われ始めて久しいですが、テレビが自分で自分の首を絞めるかたちでオワコン化を招いているのではないかという気がします。
自業自得だとは思いますが。