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ゴーマニズム宣言・第367回「命が大切だから専制待望？」について。
緊急事態宣言が出される以前に、自粛による廃業や非正規雇用者の失職がすでに相次いでいました。緊急事態宣言による過剰自粛が原因の自殺者が、コロナの死者をいつ上回ってもおかしくありません。
安倍政権が緊急事態宣言を出しておきながら完全補償を打ち出さないとはけしからん、という不満の声も出てるようですが、日頃安倍政権のやり口を見ていれば、安倍政権が一般国民相手にそんな美味しいことするような政権でないことは分かりきっているでしょう。そのような政権に私権を著しく奪われかねない緊急事態宣言を出させ、生活の完全補償をしてくれると期待する方がおかしいのです。

緊急事態宣言をコロナを打倒してくれる魔法の呪文と思い込んでる方々は、「ちょっとの間我慢すればいいだけ」と何の根拠もなく信じてらっしゃるんでしょうが、そのちょっとはほんの数日ではすみません。「欲しがりません、勝つまでは」精神でいっても、戦争には勝てませんでした。「コロナに打ち勝つまで、我慢しろ」と言われても、勝てないものには勝てません。
「自粛しろ！」では生活できませんし、生きていけません。コロナを盾にすれば何を言っても何をやっても許されると思ったら大間違いです！！

玉川氏は「自分こそが権力者」だと思いあがっているのでしょう。
自分が緊急事態宣言を安倍政権に出させた、自分が言えば安倍政権は緊急事態宣言を取り下げさせられることだってできる。「自分は正しい」と己の正義に、自分自身に酔いしれてるんでしょう。
酒に酔うのよりも自分に酔うことのはるかに危険だと感じます。