>>政府はむしろ「持久戦」である。
もしこの馬鹿馬鹿しい自粛を、今後も3か月おきにやる
なら、そのたび完全補償をしていたら、いくらカネが
あっても足りない。
わしは安倍政権をあまり褒めなかったが、玉川徹という
ヒステリー・サラリーマンに比べれば、自制が効いて
いる政府の方がはるかに良い。

自制が利いていて適切な経済政策を現政権が行っていればその論も正しいですが
現実の現政権は国民に向けた牛歩か前に進むと見せかけて逆行させるムーンウォークの如き振る舞いです。
そもそも橋本龍太郎政権の時に比べて現在は三分の一の公共予算になりデフレ時にインフレに必要な政策を
行い30年のデフレ脱却さえ出来ないのは最早，火を見るまでもなく意図的だと考えられます。
この前提があればばら撒きなどという見解には至りません。
山尾恵桜里氏も消費税の一時減税を支持していますが、これは全体に対しての
政策であって誰にでも給付する政策と変わりません。自粛させるのは日本では
法的強制力はありえませんので補償としてお金を出すのです。
そもそもやるべきことを財政のプール論で嘘をついて国を疲弊させているのですから
コロナを利用して本当にやるべき政策を訴える方が正解だと考えます。
これだけ他国が躍起になってばら撒きを行っているのですから日本のみが金を出さないのは不自然であり，
海外の圧力による陰謀論は破綻したも同然です。残っているのがクズしかいないゴミ同然の人間の集団だという証明ともいえます。
極端な話，インフレが起きるまでは単に直接国民に紙幣を給付するだけでデフレは解決出来るのです。
セブンイレブンの会長が述べていた話ですが，1990年代から供給と需給の逆転が起こり供給が満たされていれば
お金は循環するべきものであり、資源の枯渇を気にする財政論議はとっくの前に終焉を迎えているのです。
今回の108兆円の経済政策ですが，付け替えや借り入れなどの誤魔化しを除くと恐ろしい事に
18兆円しか供出しないそうです。これは消費税に対してのみ行われる政策の額であり
経済に詳しくない国民を騙す”犯罪行為”に等しいです。今回の自粛による経済の落ち込み
に対して何も行わないことはこれから起こるであろう恐慌に対しても死ねといっているようなものと同義です。
ですから今の政府に”自制が利いている”などというのは繰り返しますがとんでもない間違いです。
この大恐慌を目前に控えた段階に至っても今の政権は日本を疲弊にしか導かないプライマリバランス，
財政の健全化という大嘘を盾に引き締めを平然と行っているのです。これは警察官僚と同じで国民の権利を
縛り権益化したものが出世をするという体質と同等のものであり，金を国民に使わせないことが出世に繋がる
財務省も同じような体質だと考えられます。それを放置してきたのは清和会の出現やそれを補完する小選挙区制度
での一党独裁化，国民の側に立たない政治を白紙委任、それも野党がやらない非合法なメディア対策などを
行ってきた成果です。
今回の非常事態宣言ですが数ある非常事態事項の一つであり，何も特別なものではありません。
経緯説明や法的根拠の裏づけは行っていくべきですが，平時に行っておくべき事を非常時に慌てた
ところでどうにもなりません。これは民主党時代に作られた法案でもあるのです。
ちなみに平時に改正に声を上げていたのは共産党であり、非常事態宣言を必要だとして
今回柔軟に方針を変更したのも共産党です。