こんばんは。初めてコメントします。

２年前によしりん先生が出版された「新・堕落論」を改めて読み返すと、今回の緊急事態宣言を含めた昨今のコロナ騒動と通じるところがあるんですよね。
特に第１３章の「共謀罪」の事と、最終章の「弱者のルサンチマン」の事。
「犯罪のない不自由な社会（コロナのない管理された社会）を目指すのか？それとも、犯罪（コロナ）もある自由な社会を目指すのか？」
今回、多くの国民は前者を選んでしまいました。
まるで、「自由はいらないから、お上の方々に何とかしてほしい！！」という個の弱さ、そして「弱者のルサンチマン」を感じます。

余談ですが、自分が応援している地元のプロサッカーチームも似たような感じです。
クラブのトップが目茶苦茶な経営をして大赤字を出したにも関わらず、大半のサポーターは「社長は素晴らしい。文句を言ってはいけません！！」の一点張りです。

結局、マクロ（国家）でもミクロ（ある一定の集団・分野）でも同じような事が起こっているんですよね。
共通して言える事は、「物事に対して何の疑問にも思わない姿勢」と「同調圧力」、そして「自分達が堕落している事に気付いていない事」です。
何にしても、まずは自分達の堕落に気付く事、その上で物事に対する疑問を抱いて思考・思想しないと駄目なんじゃないかと思います。