富山県のことを話させてもらいます。富山県は最初の感染者の報告が他府県より遅く、3月下旬に初めて確認されました。他府県から富山県に帰省した大学生が最初で、そこから保育園の保母さんや、その保母さんからの繋がりで濃厚接触とされてPCR検査の対象者が増え、今日現在はその学生とつながりのない方の感染がニュースで流れています。また3月下旬に送別会に参加した医師の感染報告もあります。

最初の大学生に対しては、自分が予想した通りの県民の反応でした。「富山に持ち込みやがって！」
一昨日の富山でメジャーな地方紙には、送別会に参加した医師に対して、「県民の期待を裏切った」「不見識のそしりは免れまい」とのこと。感染が発覚したライブハウス経営者の妻は、同紙に謝罪文を寄稿。

こんな感じで、コロナウイルスに感染して病気が増えるのか？そうではなく、人の陰口を恐れて心の病になるのか？わかったもんじゃありません。

私は老人福祉施設に勤務しておりますが、冬のインフルエンザ流行期は蔓延防止に務めております。コロナウイルス感染症も対応はインフルエンザ同様であると考えますが、老人福祉施設の高齢者はインフルエンザ感染は許容されても、今県内ではコロナウイルス感染症では死ねないんです。死なすことができないんです。世間の空気が怖くて。よしりん先生が述べられる集団免疫の考えが何故に人の頭に入っていかないのか・・・。地方紙には感染者のうち何名が重篤であるとの報道は一切ありません。それはみんな軽症、もしくは無症状だから、ニュースにならなくいて書けないのかも。

戦争に酔い、軍部を称賛した大東亜戦争の世論形成と全く一緒とは、日本人は全然進歩していないことで、このコロナ騒ぎがどう終結するのかが恐ろしいです。

道路の車が少なく、飲食店もガラガラ、富山駅周辺や中心商店街は、元々郊外の大規模ショッピングセンターに客を奪われ閑散としていたところ、さらに人がまばら。

コロナが過ぎ去った後、いろんな人のお店がつぶれ、昔からの街並みが、さらに寂しいものになるのではないか・・・。
そのあと、大規模チェーン店がその資本力を見せつけ、新規に出店し、さらに全国街並みが一緒の金太郎飴状態。

日本人の国民性、新自由主義も恐るべし。