大阪の自粛の様子をお知らせします。

私の実家は大阪南部で焼肉居酒屋を経営していますが、大変厳しい状況です。
このコロナ騒ぎの当初、安倍首相が一斉休校を出した辺りは子供が家にいる家庭が家族連れで来たりとまだ良かったのですが、その後徐々に減り、今は大変厳しい状況です。
普段なら歓送迎会の予約があるのに全てキャンセル、花見やバーベキューでの肉やオードブルの注文もありません。
ランチを始めたりテイクアウトも始めたようですが、どこまで持ちこたえられるか…というところです。
加えて、私の弟は大阪の繁華街・心斎橋に同じ様な焼肉居酒屋を出店していますが、こちらは大阪南部よりも厳しい状況のようです。
まず夜は人っ子一人歩いていないらしく、こちらもランチを始め夜は実家を手伝いに来ている状況です。一昨年に出店して、やっとお客さんもついてなんとか軌道にのってきていたのに…と大変悔しい思いです。
弟は国から無利子無担保の資金を借りるようです。
しかし3名いる従業員に給与を払って行くだけでも大変なことです。この状態があと何ヶ月も続けば弟の店は恐らく潰れます。
また、親戚も焼肉屋を大阪南部で営んでいますが、こちらは完全に休業にしたようです。
ポツポツとお客さんはくるようなのですが、一人来たからと肉の真空パックを一度開けてしまうと、次のお客さんが中々来ないので肉の色が悪くなって出せなくなって採算が採れません。生ビールのサーバーも同様です。一度注文が来たからと樽の栓を抜くと次がなく無駄になってしまうのです。休業したほうがまだまし、と言っていました。
それから休業する旨を肉の卸業者に伝えると、「在庫が何百キロも大量にあってもうどうしていいかわからない」と困惑していたとのことでした。ああいう卸業者は一月先の分を買って置くので、本当に今は在庫をどうすることも出来ず困っているようです。
また別の親戚は市の給食センターに肉を販売しているのですが、こちらは市が8割を保障してくれるらしく、逆に儲けが出たようです。
以上、簡単ですが私の知る限りの大阪の個人営業店の状況です。