希蝶 のコメント

 今号の感想です。

 ゴーマニズム宣言・第356回「アフガニスタン・ペーパーズ」
 ウォーターゲート事件に代表される、アメリカ合衆国のマスコミの凄さを垣間見たような感じでした。同時に大国のエゴとプライドによって引き起こされた戦争が収拾がつかなくなることも感じさせてくれた一文でした。
 アメリカ合衆国は、いつまで自国防衛と称する世界戦略を続ける気なのでしょうか?原住民を追い出し、強制移動させ、メキシコから領土を奪っただけに飽きたらず、太平洋沿岸到達したところで国土拡張を停止すればまだましだったものを、アラスカやハワイまで買収・侵掠し、フィリピンや中東などにも影響を及ぼすその国家経営策は、共産主義国の世界征服とさして変わりがないように感じられます。私には、彼らが「ローマ帝国」を再興するまで戦争を継続するような気もするのですが。そのうち、アメリカという名前ではなく、「アース合衆国」という名前にでも国号を改名するのでは、と危懼いたします。
 アメリカ合衆国のマスコミや一部の善良な官僚や政治家が存在し、国家権力の悪を暴いてくれることを期待しつつ、日本でもそのような善良な勢力が誕生し、同じような役割を果たすことを願います。そのためにも、立憲的改憲が急務であることを思いました。

 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第151回「BlackBox事件検証《証拠とドアマンへの抗弁》」
 相変わらず、山口という人の証言は自家撞着に満ちたものでしかない、ということを感じさせられました。こういうレイプ裁判のような微妙で慎重さを求められる場では、ほかの無関係な人に迷惑がかからないようにする、というのは常識なのに、そのことを楯にとって自身の無罪を主張する無神経さには呆れて物が言えなくなります。レイプ直後の被害者の心境も想定していないことについても、この人は力があれば何でもできるような錯覚におちいっており、まさしく上記のペンタゴン・ペーパーズの権力者側と同じ心理状況にあるのかな、と感じさせられました。
 とりあえずは、繰り返しになりますが、一審での勝訴、喜ばしい限りです。この裁定が二審以降もつづきますように。

No.64 51ヶ月前

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