最新号のSPA！を読みました。

皇后陛下（雅子さま）を散々バッシングしていた連中は、
祝意ムードの中でそれまでの自分達のバッシングは無かったかのように頬っ被り。
名前の挙がっている知識人もいれば、当時の宮内庁長官もいる。
そして「宮内庁関係者」としてバッシングに加担していた者たちは、
まさに匿名の陰に隠れて雅子さまに心無いバッシングを続けていたのだし、
週刊文春などの記事を購読していた層にも、
テレビやネットなどのバッシングの記事を面白がっていた国民も多くいた訳です。

なので、そういうバッシングに加担していた者たちを軽蔑すると共に、
私たち国民一人一人も、皇室及び皇族と結婚しようとする人達だけに、
人ごとのように野蛮な因習を押し付けていなかったか、ということを、
内省する必要もあるのかな、ということを考えました。

また、秋篠宮殿下や紀子さまへのバッシングに転じている人もどうかしてしまっています。
それは陰謀論でしかありません。

そして、このままもしも男系男子継承が継続されたとしたら、
そこに嫁ぐ女性は「男子を産まなければ皇統断絶」という恐るべき事態を背負わなければなる、
こんな環境に入っていこうとする女性が現れるのか？
旧宮家系の一般人男性を4人も皇室に入れて宮家を作るなんてことが出来るのか？
そんなことを無理やりやる権利が誰にあるのか？
眞子さまや佳子さまの御意思は無視なのか？
それで直系の愛子さまを皇室から追い出すなんて暴挙がなされていいのか？

そうやって皇族と結婚した女性が「男子を産む機械」扱いされた上に、
それでも男の子が産まれるか女の子が産まれるかなんて天の運でしかないのだから、
側室も無ければいづれは行き詰ってしまう、
そうなってしまった時に、男系男子固執論者の手前勝手な理屈で人生を動かされてしまった人への手当はどうなるのか？

恐ろしいことばかりですね。
最後のコマの絵もセリフも強烈で、しかし同時に至極正論だと思いました。
男系男子固執の人達の皇統や皇室や天皇陛下に関する考え方は、
何十年も前からタコツボの中で固まってしまって何も変わってなくて、
更に、皇族の方々や、皇族と結婚しようとされている女性や、旧宮家系の一般人の方々への配慮が一切感じられないと改めて思いました。