木蘭先生がブログで日本人の読解力の低下について報じた記事に触れていましたが、多くのメディアが「SNS文化の影響で短文しか読めなくなっているのが原因ではないか」と分析していました。 それは全くその通りだと思うのですが、一方で興味深い研究結果も。 『AI vs. 教科書が読めない子供たち』で世間に衝撃を与えた新井紀子教授の新著『AIに負けない子どもを育てる』を読んだのですが、長文のみならず短文も読解できないという日本人(子どもも大人も)が多いということが分かってきたそうです。 新井教授が考案されたRST(リーディング・スキル・テスト)は、人間がAIに対抗しうる「読解力」を診断するためのツールで、「PISA」のような長文ではなく、2~3行程度の短文の読解が求められます。 小中学校レベルの文法と論理的な思考力、そして若干の注意力さえあれば予備知識なしで解ける問題ばかりなのですが、大人でも3割以下の点数になるケースもあるそうです(私は8割程度の点数でした。一安心)。 こういった文章が読解できないのであれば、文章の長い短いに関わらず、論理的な思考が必要となる内容は理解できない、ということになります。 本書ではその原因についても分析していますが、その中で「字面だけを追いかける読み方」の問題点にも言及しています。 字面にこだわるのは、まさにアンチを含むネット民の特徴。 このコメント欄やTwitterで、文字を尽くしてアンチを諫めても無駄なのだということがあらためて分かりました。 長文はもちろんこと、短文も彼らは理解できないのですね。 なので、アンチは放っておきましょう。
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:2345820)
木蘭先生がブログで日本人の読解力の低下について報じた記事に触れていましたが、多くのメディアが「SNS文化の影響で短文しか読めなくなっているのが原因ではないか」と分析していました。
それは全くその通りだと思うのですが、一方で興味深い研究結果も。
『AI vs. 教科書が読めない子供たち』で世間に衝撃を与えた新井紀子教授の新著『AIに負けない子どもを育てる』を読んだのですが、長文のみならず短文も読解できないという日本人(子どもも大人も)が多いということが分かってきたそうです。
新井教授が考案されたRST(リーディング・スキル・テスト)は、人間がAIに対抗しうる「読解力」を診断するためのツールで、「PISA」のような長文ではなく、2~3行程度の短文の読解が求められます。
小中学校レベルの文法と論理的な思考力、そして若干の注意力さえあれば予備知識なしで解ける問題ばかりなのですが、大人でも3割以下の点数になるケースもあるそうです(私は8割程度の点数でした。一安心)。
こういった文章が読解できないのであれば、文章の長い短いに関わらず、論理的な思考が必要となる内容は理解できない、ということになります。
本書ではその原因についても分析していますが、その中で「字面だけを追いかける読み方」の問題点にも言及しています。
字面にこだわるのは、まさにアンチを含むネット民の特徴。
このコメント欄やTwitterで、文字を尽くしてアンチを諫めても無駄なのだということがあらためて分かりました。
長文はもちろんこと、短文も彼らは理解できないのですね。
なので、アンチは放っておきましょう。