taruto のコメント

taruto
No.162 (2019/12/02 12:23)
「男系」「女系」定義の不均衡

高森先生の12月2日の「『男系』『女系』定義の不均衡」の御文章は、まさに以前から私も感じていたことでした。ご専門の高森先生に書いていただいたことをうれしく思いました。

定義のバランスを取るためには、

双系=父方、母方共に天皇の血筋
男系=父方のみが天皇の血筋
女系=母方のみが天皇の血筋

という分け方をしなければ、不公平だと前々から感じておりました。

双系の天皇が歴史上、何人もいらしたということになれば、男系の血筋がつながっていないということは、変化ではあるけれども、それほど大きな問題ではないという感じがいたします。


男系固執派は、「女系」などどうでもよいというような論調をくり返していますが、歴史の上では女系(母方が天皇の血筋である)も重要視されてきたことが明らかです。

当時の天皇から血筋の遠かった、第26代継体天皇は、元の奥様を離婚して、天皇直系の内親王とご結婚されることによって、初めて皇室に復帰できたと理解しています。

つまり、男系派に百歩譲って、旧宮家系の一般男性が皇族に復帰されるとしても、歴史の前例に習うならば、天皇直系の内親王とのご結婚が大前提であるとしなければ、「歴史と伝統にのっとっている」との彼らの主張はウソであると言わなければならないのではとかねがね思っておりました。

夫婦養子を主張する評論家もあるようなので敢えて書きますが、旧宮家系の一般男性が既婚者であるなら、民間人の奥様を離婚して、恐れ多いことですが内親王とご結婚されることで、初めて歴史の前例に倣うことになるのではないでしょうか。おぞましい話であり、それこそ皇室の伝統を汚す、決してあってはならないことですが、時代の変化を無視して、歴史の前例に固執するとそういうことにもなりかねません。

母方が天皇の血筋である「女系」も、日本の歴史上、重要視されてきたことがもっと強調されてもよいように思います。

「女系」も重視されてきた日本の歴史があるからこそ、人格識見ともに優れた方であるとの皇族会議の審査を経て、「母方が天皇直系」の内親王とご結婚された一般男性が「皇族」になられることの方がはるかに優れた解決策だと思います。

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