希蝶 のコメント

希蝶
No.82 (2019/11/11 21:15)
今号の感想です。
ゴーマニズム宣言・第347回「アメリカの文明の野蛮」

 よしりん先生のおっしゃられる問題は、アメリカ合衆国のみならず、欧州列強の本質なのではないか、と感じます。狩猟民族であったゲルマン人や、ローマ帝国を形成するために征服地に自治市や植民市、属州を設置してきたラテン民族、そして、そのローマやモンゴル帝国の模倣をして勢力を伸ばしたロシアなどのスラヴ民族、すべてに当てはまるように感じました。
 とりわけ狩猟民族には、養殖や飼育をするのではなしに、植民地からの資源簒奪そのものが目的となってしまうため、新しい何かを築くという発想が生まれにくいのではないか、と考えました。それでいて、産業革命以来の技術の進歩や発明により、先進的な国力だけは有している。精神は子供で、恥や道德心を持たぬ状態であっても、大人顔負けの力を顕示している。それがいわゆる文明国と称されてきた欧米だったのではないか。そのことをまざまざと感じさせてくれる一文でした(イギリスが香港を手放したのも、壊すだけで何かを生み出そうとしなかった政治姿勢によるものだと言えるわけでしょうか)。
 アメリカの西部開発史も、似たようなものだと感じました。バイソンやプレーリー・ドッグを殺すだけ殺し、過剰な牧畜をして大地を沙漠化していったのだから。

 少しだけ脱線します。「デスノート」で夜神月が、Lの死をあざ笑った姿が、アメリカ合衆国のように見えます。夜神月も、Lの弟子に敗れ、リュークに見放されて(あるいは悪魔の温情だったのでしょうか)デスノートに名を記されて死んでゆきました。TVで見ただけなので、原作がどうなっているのかはよくは知らないのですが、因果応報とはこういうことではないか、と思いました。アメリカ合衆国やロシア、英仏、あるいは(欧米じゃないけれども)中国などにはどのような報いと裁きが下されるのでしょうか。

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