感想のつづきです。

泉美木蘭の「トンデモ見聞録」・第136回「中国・社会信用評価システムと監視社会への警戒」

世界はオーウェルの『1984年』のようなものになりつつあるのではないか、とつくづく思いました。インドのように、多人種・多言語国家では、認証システムのようなものがないと国を治めることができないのでしょうが、それでもカシミールの自治問題が生じているし、中国のような事実上の一党独裁国家がそれをすすめているからこそ、香港のデモ問題のようなことが起こっているわけでしょう。

日本の場合は、良かれ悪しかれ、村社会の伝統があり、監視システムのようなものは必要なかったのですが、昨今相次ぐテロ問題からして、竹中平蔵がすすめるようなスーパー・シティ構想のようなものが実現するのやもしれません。

私は個の自由とか、個の裁量で動くものもあっても良いとは思うのですが、それでも日本人が歴史の中で築き上げてきた社会への信頼という伝統が壊されてよい筈がないと思います。

個の自由という側面からしても、自分の好きなものを勝手に国家に把握されるなんて、気味が悪い、好きなものは自分が好きだから良いのであって、誰かに管理されてデータ化されるなんて、末恐ろしい、と思うだけです。古代の日本の計帳に顔の特徴を記した、というのとは次元がまるで違うと思います。

とりあえずは以上です。オドレら正気か、の生放送、仕事の都合で行けませんが、応援しています（冊子と栞と団扇は欲しいけれども。後日、通販して下さいませんか？）