ホプライ のコメント

岡潔の続きです。


で、末那識に住んでいる人はどんな風かと言うと、

「自然科学の先端は素粒子論です。それで素粒子論の言うところを聞いてみよう。」

要約すればこう言ってる。

「自然は、物質も、質量のない光も電気も、皆素粒子によって構成せられている。
素粒子には非常に種類が多い。しかしこれを安定な素粒子群と不安定な素粒子群との二群に大別することができる。
不安定な素粒子群の素粒子は非常に寿命が短い。現れてはまたすぐに消えて行ってしまっている。
その寿命は最も普通に見る不安定な素粒子については、百億分の一秒くらい。」

十の十乗分の一秒です。

「こんなに短命ではあるが非常に速く光っているから、安定な素粒子群の代表は電子であるが、生涯の間には一億個の電子を歴訪する。
不安定な素粒子群の中にも質量を持っているものがある。」

これ大事です。

だから素粒子論なんてものはないのだが、末那識でも謙虚になれば識を上げられるってことです。
それから素粒子は運命的な恋愛そのものでもあるでしょう。
任意の点から出て、位置から出て、そこへ戻ってる。女性がそれをやる。女性がですね。男性じっとしてる。
そうすると女性が尋ねて来て、心ゆくまで滞在しては帰って行く。満ち足りてる。
これが一回。これ繰り返す。百億回。そうすりゃ大抵何か残るでしょう。それが何て言う、余韻が残る。
源氏物語、男性が尋ねて行ってるし、女性も多すぎますがね。
けれども生まれ直すと、女性は同じ男性しか尋ねて行かない。貞操。決して行かない。だから一夫一婦です。
大体それ、一つ終わると、一つの余韻が残る。女性は。それ、情緒って言うんですね。増える。

No.226 65ヶ月前

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