ホプライ のコメント

だから現世で何かしようと思えば、童心三ヵ年の間にできたのが自分であることを知って、
それ以外のことはやろうとしたって駄目に決まってるからしないことです。
で、自分の欲するものをやりたいなら、少なくとも生まれ直してからでないと。
そうすりゃ今度は童心三ヵ年が変わってます。一番早くてそうです。
しかしそんなに早く行く者は滅多にない。多くは早くて三度生まれ直さなきゃ。
つまり一生七十年なら、三生二百十年。それから後。迷わず一本調子にやって、努力してそんなものです。
これを知らないで現世の中だけ見たって、何一つわかる訳がない。こんなもの、既にできる範囲が決まってます。
で、それ選り出して、その者にはそれを教える。それにやったつもり。そういう風にやらないと仕様ない。こりゃ簡単に選り出せますけど。
良けりゃ善、悪けりゃ悪だと言ったって、良いのか悪いのかわからないだろう。
多くは、二百十年ですね。その倍位、四百二十年位は見ておかなきゃ結果が出ない。
四百二十年後に皆のために良いようにとやってあったら善です。でなかったら悪です。
どうして見分けるんです。

目茶の限りをやってる!
無知を知と思い、人類は偉いんだと思い、偉ければ何をしても勝手だと思う。
人生は片道切符、死ねばそれきりと思い、やりたいことをやれるだけやっていかなければ損だと思う。
それが今のやり方です。大体貴方々。デューイで育った人は殊にそうです、生き方。

これで滅びないなら不思議だ!滅びませんけど。だから不思議。
木の幹が土の下に根を下ろしてるから。だけど、他の時は宜しい。
誰の目にも、有識者の目には、人類最大の危機と映る時、目に見えないものは、幹とか根とかは、必死でやってるに違いない。
だからそういうものに人もできる限り同調するのが至当でしょう。
どうすれば同調することになるかをお話ししよう。
それこそ本当に恩を知らないというもの。そのつもりになって見ようとすれば見られるものを。
原稿、春雨の曲から1929年の続きを読み上げます。

「この時を境にして私は西洋に向けていた目を翻して日本を調べ始めた。
それから四十八年、ようやく日本民族というものの実体がわかり始めてきた。
それでとりあえずそれを日本の皆様にお話しして聴いて頂こうと思ってこの本を書き始めているのである。」

No.206 66ヶ月前

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