希蝶 のコメント

今号も配信、有難うございます。 私も消されていないだけでお門違いなのかもしれない、と思いますが、いちおう感想を記します。

ゴーマニズム宣言・第328回「中高年ひきこもりは親の責任」

返す言葉がないです。ほぼすべて当てはまります。自分の場合は、ひきこもっていたわけではなく、就職活動もかなりしましたし、ひとさまに迷惑や危害を加えるなんて飛んでもない、と思う次第なのですが、なぜか廻りから顰蹙を買うことが多く、その原因が分からなくて混乱した、というわけなのですが。アスペルガーというのも当てはまります。

…と、自分の問わず語りをしつづけても仕方がないので、「支配」と「被支配」という話題が出ていましたが、ある親子のたとえ話をしてみようかと思います。
その人の母親はよく息子に、「お前のようなお人好しは人に騙される。ひとさまは影で笑うものなんだ。私のようにはっきりと直接いう方が親切なんだ」・。「ライオンの親は我が子を谷底から突き落として育てる」とも。

親は子を自立させなければならない、と言いますが、その母親からすれば、そういう厳しい言葉をかけることで、不甲斐ない息子を何とか一人前の人間に、それこそ「覇気のある」男にしたかったのでしょう。しかし、息子はそれを誤解してしまい、「人に厳しい言い方をすることの方が親切なんだ」・「ずるい人に騙されて、カモにされてはいけない、お人好しではいけない」という風に理解してしまいました。

結果、敵と味方を混同するようになり、更に言えば人を信じられない人間になってしまったようです。「万人の万人に対する闘争状態」が当たり前のように感じてしまい、『サザエさん』のカツオくんのようにずるくうまく立ち回って生きることが目標、みたいになってしまいました。

その息子はインターネットに対する、軽い恐怖心を持っています。彼は掲示板の書き込みをして相手にされなかったことがあり、そのことへの怨みつらみを書いてしまいました。

その結果、ある人に「お前は構って欲しいだ」と言われ、よりインターネットへの恐怖感を募らせてしまいました。同時に自分がとてもひどいことをしたのだ、とも反省し、自戒の意味をこめて、その掲示板には二度と近づかなかったそうです。そして、こういう書き込みは反応がないのが当たり前で、書き込むにしても敢えて人とかかわらぬようにするのが良い、みたいな感じにも思ってしまっていました。今でもインターネットの中には魔物が住んでいる、主語のない会話は分からない、自分が蒔いた種だとしても、どうにかそこらへんをはっきりできないか、のように感じるのだそうです。

息子の母親はもうこの世の人ではありません。死んでしまった人を悪く言っても仕方がない、とも思っています。自分の理解力が足りなかったのだろうと。

また、アドバイスをした筈の人が今は「構って欲しい」の人になってしまったことをしり、とてもショックを受けたそうです。向こうは単純に掲示板から追い出したかっただけなのでしょうが、同じ場で意見を交わした同志だも思っていたそうです。とあるきっかけでその人のことを知ったのですが、彼が声をあげなければ、誰のことか分からなかった、ということです。
とりわけ、同じ掲示板に書き込んでいた別の人の悪口を書いているのを知ってしまってからは、なぜ、と問い続けているそうです。その人には、彼の方もひどいことを言ってしまったことを後悔しているのですが。

彼は今から全部を是正するのは難しい、はっきり言ってほぼ不可能に近いと思います。いかし、できないからと言って諦めてしまったら、それこそ何もできないままで終わってしまうと思うので努力しよう、と思っているそうです。

ここまでがたとえ話です。下手な話ですみませんでした。

熊沢英一郎についても、「虎の威を借る狐」ではなく、まずは自分が頑張って、代々木アニメーション学院でも良いから、「なつぞら」みたいにアニメーターになるとか、あるいは進行か演出になる、という道も築ける筈ですし、流通経済大学で何かを学ぶ、という進路もあり得たのではないか、と思いました。

以上、平凡で新味のない冗長な感想ですが、述べてみました。

No.65 65ヶ月前

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