元官僚の息子って、事件の一週間前に実家に戻って来たんですね。
大卒から20年くらいは家を出てはいたようですが、戻ってきたと。
独り立ちしても失敗するんですよね。
ずっと引き籠りだったのかと言う印象でしたが違ってました。
とは言え、独り立ちしていても世間や社会との接点がネトゲ以外ほぼ無かったようなので孤立していたのには違いはなかったようですが。
ゲームはずっとログイン状態だったと言うから息子にとっては現実世界こそ煩わしかったのでしょう。

今回の一連の高齢引き籠りの問題って、中高年の引き籠りの話ではなく、それを子として持つ老齢の親の問題と言うことにフェーズが移行してしまいましたね。

関係部署への相談が止まないようですね。

今の社会の主役は老人なので、どうも老人を中心に語られるようですね。
専門家が引き籠りは犯罪者予備軍ではないと言っても結局そう思ってしまう老人達が増えていると言うことなのでしょう。

ここ最近はやっぱり「老」と言う文字が頭に浮かびます。

交通事故を起こすのも老人が目立つ印象ですし、政治の世界も老人が優先されるものばかりとなってます。
遅きに失した感がありますよね。
政府は高齢者優遇政策ばっかり取ってしまっていたので就職難民をほったらかしのまま彼らに何もしてこなかった訳です。

その結果の一つとして中年の絶望に打ちひしがれた自殺テロを招いてしまったようにも思えます。
当然の成り行きだと感じます。

ある意味今更感が強いです。

就職難民があと十数年後に蓄えもないまま働けなくなって生活保護を求める様子が見えてきます。
全て気付いて遅いと感じます。

今の高齢者が死に絶えて政治的影響力が消えたら今度は就職氷河期組が生活保護を求める事態となることは目に見えてます。
政治的に解決する手立てはないと思います。

孤立化した中高年による自殺テロも増えることでしょう。
そうなりたくないからやっと政府が動いたって感じに見えますよね。