ライジング配信ありがとうございます。
しゃべらせてクリ採用ありがとうございました！

小林先生の、「偏見を持って警戒する」ブログを読んでから、
ライジングを拝読しての感想です。
私は精神科の看護師をしています。
お酒やクスリを使いすぎて生活が破綻し、
「偏見」を持たれる方々のそばに居ます。
多くの患者さん入院するまで孤立していて
「親がわかってくれない」「～が間違ってる。私は悪くない」など
否定の言葉を多く話され、周囲が敵に見えるようです
(しゃべらせてクリに書いた50代女性もそんな感じでした)
我々は１番最初に
「周りが何言っても、自分の行動を変えてみてください。」
「自分のしたことは、自分で責任を取ってください」
ということをお伝えします。
「病気だからこの人は悪くない」
はかえって病状を悪化させます。
(こういったことを言う精神科の人間も実際いるのですが)
「偏見」の目をもって、「意識」して観察。
これはとても大事です。
１番マズいのが「無関心」だと思います。
「大丈夫かな？」と意識して患者さんを見ていると、
行動が変わったところがいい、悪い両方よく見えるようになります
(似たような境遇の方とよく話すようになる、表情が柔らかくなる、等々)
変わったところはお伝えするようにしています。
そうすると、だんだん本人が変わって周りの偏見が薄れてきて、
人が集まってきます
(時間がかかりますし、決してわかりあえない人も居ますが)
「偏見」をなくす(少なくする)のは、
「偏見」を持たれている方の動きと、
「偏見」を持って孤立させないで、
程よく意識して関わる「周囲」がいることだと思います。
「じじい特権」素晴らしいです！

今回の事件の犯人は、どことも繋がりがない方なので、
こうなったら警察を巻き込んで、
地域が主体で本人と関わりを持つようにしていくことが大事だと思います。
そして、隣近所で情報共有が必要ですね(これが共同体なのかな)
警察と地域の保健師、ソーシャルワーカーが
メインになるのかと思いますが、
精神科の人間が少しでも
ゲートキーパーになれるよう精進していきます。
長文失礼しました。