○ ゴーマニズム宣言・第325回「丸山穂高の放言の反響は国益を損ねる」 この人は営業でお得意先へ通うようなこと、あるいはお客の接待みたいなことはしていないのだな、と丸山穂高議員について感じました。常識として、原則として、訪問先で、お得意先の悪口を言うようなことは、いくら相手に非があるとしても、口の端に出すようなことはしません。それは会社の利益を考えて取るべき、社会人として当然のことだろうと、およそ社会人失格であった私ですら思います。それでなくとも、ハニートラップにかかり、機密を流出させた責任をとって自殺した官僚もいる位なのだがら、丸山氏も「007」とか「ナポレオン・ソロ」のようなスパイ映画でも見てみると宜しいのではないのでしょうか。 彼が衆議院議員の資格のある人だとは思えないです。なぜこういう人が堂々と議事堂のような国政を決める公式の場に登壇できるのでしょうか。と、悪口を沢山記しましたが、人のことは言えない、自分も不注意なところがいっぱいあり、咄嗟の判断ミスで周囲に迷惑をかけてしまうことが多々あるので、気をつけなければならない、と自戒します。 とは言え、ピンチをチャンスにして、「北方領土問題を国内外にアピールする」という作戦があることは考えつかなかったです。確かに「戦争」という言葉へのアレルギーは現代の日本人には過剰にすぎており、「戦闘」・「殺し合い」というイメージにとらわれているように思えます。「戦争」とは当事国同志の「不安定な関係・状態」であり、「百年戦争」中の英仏が常にカペー朝断絶後のフランス王位を巡って「戦闘」状態にあったか、と尋ねれば、それは違うと、イギリス人もフランス人も答えるでしょう。 その意味では日露はいまだに「戦争」状態にあるわけで、北朝鮮・韓国間もしかりであり、そのことを、北朝鮮の核やミサイルの恐怖に怯えている私たちはもっと自覚せねばならぬ、と感じました。 これ以上相手になめられないためにも、国会もマスコミもこんな問題ははやく忘れて、もっと肝腎な立憲的改憲とか、皇位継承問題とか、そういう話題を語るべきです。阿呆は自滅させれば良いだけのこと。あるいは、よしりん先生のおっしゃるように、北方領土問題がなぜこんなにこじれているのかを語り、ウクライナ問題なども含めて世界に向けて発信するべきなのでしょうが、これはあまり期待できそうもないです。 山尾志桜里さんの件についても述べておきますが、これだって、諸外国から「暇だね」と嘲笑される恰好のネタなのではありますまいか。私はもう興味をなくしていましたから、そういう話を耳にしても、『週刊文春』も懲りない、飽きない、しつこいと思っただけですが。不義だとか不倫だとか、好きとか嫌いとか、男女問題とか、そういう話はもうどっちでもいいです(前述したように、レイプとか、強制的な暴力はむしろ問題にすべきだと思う)。 有本香の件についても。この人はただ開き直っているだけなんですね。チベットやウィグル問題について熱心に語り、「道場」で中国人と韓国人と日本人が一つになったら最強の国ができるとかのたまうていた姿は一体何だったのだろう? こんなところです。長々と駄文をすみませんでした。
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○ ゴーマニズム宣言・第325回「丸山穂高の放言の反響は国益を損ねる」
この人は営業でお得意先へ通うようなこと、あるいはお客の接待みたいなことはしていないのだな、と丸山穂高議員について感じました。常識として、原則として、訪問先で、お得意先の悪口を言うようなことは、いくら相手に非があるとしても、口の端に出すようなことはしません。それは会社の利益を考えて取るべき、社会人として当然のことだろうと、およそ社会人失格であった私ですら思います。それでなくとも、ハニートラップにかかり、機密を流出させた責任をとって自殺した官僚もいる位なのだがら、丸山氏も「007」とか「ナポレオン・ソロ」のようなスパイ映画でも見てみると宜しいのではないのでしょうか。
彼が衆議院議員の資格のある人だとは思えないです。なぜこういう人が堂々と議事堂のような国政を決める公式の場に登壇できるのでしょうか。と、悪口を沢山記しましたが、人のことは言えない、自分も不注意なところがいっぱいあり、咄嗟の判断ミスで周囲に迷惑をかけてしまうことが多々あるので、気をつけなければならない、と自戒します。
とは言え、ピンチをチャンスにして、「北方領土問題を国内外にアピールする」という作戦があることは考えつかなかったです。確かに「戦争」という言葉へのアレルギーは現代の日本人には過剰にすぎており、「戦闘」・「殺し合い」というイメージにとらわれているように思えます。「戦争」とは当事国同志の「不安定な関係・状態」であり、「百年戦争」中の英仏が常にカペー朝断絶後のフランス王位を巡って「戦闘」状態にあったか、と尋ねれば、それは違うと、イギリス人もフランス人も答えるでしょう。
その意味では日露はいまだに「戦争」状態にあるわけで、北朝鮮・韓国間もしかりであり、そのことを、北朝鮮の核やミサイルの恐怖に怯えている私たちはもっと自覚せねばならぬ、と感じました。
これ以上相手になめられないためにも、国会もマスコミもこんな問題ははやく忘れて、もっと肝腎な立憲的改憲とか、皇位継承問題とか、そういう話題を語るべきです。阿呆は自滅させれば良いだけのこと。あるいは、よしりん先生のおっしゃるように、北方領土問題がなぜこんなにこじれているのかを語り、ウクライナ問題なども含めて世界に向けて発信するべきなのでしょうが、これはあまり期待できそうもないです。
山尾志桜里さんの件についても述べておきますが、これだって、諸外国から「暇だね」と嘲笑される恰好のネタなのではありますまいか。私はもう興味をなくしていましたから、そういう話を耳にしても、『週刊文春』も懲りない、飽きない、しつこいと思っただけですが。不義だとか不倫だとか、好きとか嫌いとか、男女問題とか、そういう話はもうどっちでもいいです(前述したように、レイプとか、強制的な暴力はむしろ問題にすべきだと思う)。
有本香の件についても。この人はただ開き直っているだけなんですね。チベットやウィグル問題について熱心に語り、「道場」で中国人と韓国人と日本人が一つになったら最強の国ができるとかのたまうていた姿は一体何だったのだろう?
こんなところです。長々と駄文をすみませんでした。