もくれんさんの記事を読みました。世の中にはあきれ返るほどの下種がいるのだなあ、とげんなりしました。こういう人って何がしたくて弁護士になったんでしょうね。小難しい法律を覚えて、難しい試験に合格して、やっていることが「いじめ」とは。親が泣きますわ。まさに「類は友を呼ぶ」ですね。

自分もまあ、人の相談に乗るのを生業のひとつにしていますが、相談者というのは、答えが知りたくて相談するばかりではありません。自分の中の気持ちを整理し、結論づけるために相談するのです。受け止められないぐらいの現実に直面したとき、そこから逃避してしまう人だって大勢います。宅配物を乗せたまま失踪して捕まったドライバーがおりましたが、限界に達すると人間は遁走します。最悪、自分で命を絶ちます。レイプは魂の殺人であるという言葉がありますが、考え、行動する主体である自分が穢されてしまったら、もうどこにも逃げ場はないのです。そういう現実とまともに向き合えば、心が壊れてしまう。仕事や借金なら夜逃げできますが、自分の体と心からは一日だって逃げることはできません。

そう、その程度のことが、相談のプロである弁護士や調査分析のプロであるジャーナリストに「分からないはずはない」のです。ということは彼らの伊藤さんに対する数々の誹謗中傷行為は「分かっていてやっている」のですから、故意であり悪質だといえましょう。