小林先生、Q＆Aへの質問に御回答頂き誠にありがとうございます。
その回答と今号ライジングを拝読し、疑問は全て氷解し腑に落ちました。

質問を投稿した後も考え続けていたのですが、小林先生は「伝承も神話の一部だよ、準神話のようなものだよ。」ということを言いたかったのかなぁ、伝承自体の『価値』を否定しているわけではないんだろうなぁ、と想像しておりました。
神武天皇という伝承をあたかも歴史的事実であるかのようにドヤ顔でのたまう男系派がいるので、それに対するカウンターで、「伝承も神話の一部だよ、だってあなたそれ証明できるの？出来ないでしょ？それは準神話だよ、だったらその神話の起源は誰なの？天照大神でしょ？女性じゃん！！」、、ということなのかな、と。

ですので、小林先生の

『伝承は伝承として尊重している。しかし、伝承は神話と連続しており、決して切り離せないものなのだ。神武天皇がなぜ初代天皇なのかといえば、神話の天照大神の直系の子孫だからなのだ。だから「初代・神武天皇」を認めるのなら、その祖先は天照大神であり、最初から女系だと認める以外にないのである。』
『男系派が神武天皇からとしたいのは、「神話」を外したいからです。むしろ、フィクションが天皇制に必要ならば、「神話」こそ天皇の権威の根源だと認めるべきです。三種の神器は「神話」にしか起源がないのですから！天照大神こそが皇祖神であり、史実としては推古天皇こそが初の天皇です。』

の言葉にとてもスッキリしました。

本来は「御心のままに」と、天皇陛下の心中を拝察するだけで結論は一瞬に出るはずですが、
得意気にフィクションを誤読している男系固執派に対しては、小林先生の「論理と情」が物凄い威力を発揮します。
今後も陰ながら応援させて頂きます。
ありがとうございました。