【ゴーマニズム宣言『泥酔女性のケアの仕方』】を読みました。先生の、正直さ・誠実さには、ただただ凄いと驚かされます。そして、やはり先生は紳士ですね。
自分への戒めとして、心に留めておきます。

『いやよいやよも好きのうち』と言う言葉、聞きますね。男同士での会話で聞いた事がありますが、女性からは聞いた事がありません。
『全ての女には強姦願望がある』なんて言葉も、たびたび耳にしました。
強引なのと、強姦は、全く違いますね。勝手に男が拡大解釈している部分が多大にあると、今なら思えます。

『よしりん辻説法』も読んで、思ったのですが、もしかして明治以降のネジ曲がり方が、とてつもなく大きかったのではないでしょうか。それが教育方針や男女の関係、他の様々な分野にも如実に現れてきて、良質の遺産で何とか体を保ってきたのが支え切れなくなっている。不文律でも何とかなっていたのが、西洋の法でしか対処出来なくなっている。
明治以降を称賛する人達も、ネジ曲がっていますよね。

『「同意の要件」よりも、「性的尊厳を侵害する犯罪行為」があったか否かが重要なのだ』との言葉が、とても胸に残りました。同意したかどうかなどは、個人差や状況によっても変わる事が予想される、判断基準が難しい物だと思います。
そうではなく、性的尊厳を侵害する犯罪行為があったかどうかと言う事実こそが、重要視されるべきだと思います。裁判と言う、事実を判定する場であるからこそ、なおのこと、そうだと思います。