皿うどんボンバー のコメント

今週も配信ありがとうございます!
お疲れ様です。

「トンデモ見聞録」読みました。

「自分の体が嫌で体を脱ぎ捨ててしまいたい」思いというのは、
セックスにおいて凌辱された側しか持てない赤裸々な心情だと思います。
多くの場合は性暴力にあった女性ですが、
同性愛などの受け身側の男性とか、
特殊な事例で性被害に遭った男性とかもそうなのでしょう。
しかし、この場合は、一般的に性暴力の被害に遭って苦しんでいる女性のことを慮るのが、
記事の文脈に沿ったことでもあるし、
因習によって歪められていること、理不尽なことに警鐘を鳴らすことだと思います。

カルバンクラインの広告に出ることを応じた伊藤詩織さんの発言を読んで、
伊藤詩織さんの覚悟の一端を知ることが出来ました。

アイルランドのレース下着による無罪判決の話は、
泉水先生の以前のブログ等々で初めて知りました。
今回の記事も含めて。
これが2018年の裁判だということが改めて衝撃ですし、
裁判の内容も、中世なのか?って思うくらい浮世離れしている感覚があります。

しかし、日本でも、詩織さんの件を始め、
中世なのか? 前時代の話なのか?と思うくらいの事件が、
ここ数年、最近に起きているということが、嘆かわしいです。

そこで思うのが、進歩主義に基づく左翼的な人が考えそうな、
過去の人達は野蛮で、時代が進めば進むほどに、
人は進化してより清廉にならなければならない、という考えです。
それは違うと思います。

人間は生物の種としてはどこまでも愚かで、
しかし「知恵(智慧)」を得た以上、先人の積み重ねを教訓として少しずつ漸進することを宿命付けられているのではないか、
歴史に学ぶということは、そういうことなのではないのかと。

「レースの下着」という言葉で、妄想や偏見を膨らませ過ぎなのではないのかと、
それも「バランス感覚」ですよね。
行き過ぎたらそれは「ヘンタイ」になります。

伊藤詩織さんは、そういう世に蔓延る「偏見」を熟考した上でも、
それを乗り越えて、意思を貫いているという点で、
凄い人なんだなと思います。
そして、こんな人を怒らせてしまった、侮辱してしまった「逮捕を免れた男」は、
今まで声をあげることも出来なかった多くの被害女性も含めて、
世の常識を敵に回してしまった、ということになるんじゃないかと思いました。

「性暴力被害を受けた女性は、被害者らしく弱々しく沈黙するはず」という、
逮捕を免れた男の主張も、
男尊女卑の因習に塗れたものだと感じます。
そして、それに「NO!」だと言えるのは、
リベラルだけだ!・・・という話ではないのだと思います。
むしろ、本当の保守であれば「NO!」と言うだろうと。
エセ保守、ネトウヨなどが、
「保守」という言葉にマイナスイメージを自ら全く意識しないままに育ててしまい、
それが、エセ保守・ネトウヨが嫌う極左ばかりではなく、
それを超えた世間一般にまで誤った影響を与えてしまっているのではないかと。

詩織さんがバッシングの嵐に巻き込まれたのも、
現代の世相の歪さの表れの一つではないかと思います。

そりゃ、薬害エイズの頃から、いや、もっと昔から、
弱者の訴えに左翼が絡んで運動になってきた歴史はありはしますが、
だからと言って、それが即「反安倍の何者かが、伊藤詩織氏と通謀している!」と決めつけて、
伊藤詩織さんの訴えを蔑ろにしてしまうのもどうかと思います。
というか、安倍晋三氏に異を唱える者は、全て左翼なのか?というのもありますし。
「左翼」や「反安倍」が運動に加わっているかどうかとかではなくて、
伊藤詩織氏本人の訴えに、思い込みを排して耳を傾けるべきだと思います。

落語家の立川談四桜氏も、ツイッターをやっている時は「ウザッ!」って思ってました。
それ以外のネトウヨ系の有名人のツイートにも同様の思いを抱いていましたが、
ツイッターを日常的にはやらなくなってからは、
距離を持って考えるようになりました。
私は、50歳になるので、
それまでネットに触れて来ては、離れて近づいてを繰り返した末に、
遅まきながらようやく感じてきたことの一つではあります。

そして「逮捕を免れた男」が自ら雇った弁護士の発言にキレている様も異常ですね。
自分が雇った弁護士でしょ?
事前に注意するなり、書面を読んで注意するなり何なり出来るんじゃ?
それも出来ないくらいに、自分が雇った弁護士の方が、「逮捕を免れた男」よりも発言権が上なの?
ツッコミどころだらけですね。


「ゴー宣」読みました。

自分の身近な知り合いの中にも、こういう自称保守論壇誌を読んだような感じがないのに、
やたらと皇太子・雅子妃殿下をディスってくる人がいます。
それは、自分が分からないだけで、
実際は、そういう論壇誌を読んでいたのかもしれませんし、
ネトウヨサイトの影響なのかもしれません。

西尾幹二氏は、以前は、小林先生の「ゴー宣」を読んでいた影響で、
著書を読んだり、論壇誌の書評や発言を読んだりしていた時期もありましたが
(「わしズム」での連載も読んでました)

しかし、西尾氏の皇室に関する記事の時点で「酷い」と思っていたのですが、
この記事がまだ「マシだった」と言えるような状況にまで、
今の自称保守論壇界がなっているとは思いませんでした。

でも、そりゃそうですよね。
そこから派生したと思われる、ネトウヨの物言いが、
十年一日という感じで、
全然変わっていないまま、というか、スキャンダル雑誌並みに下劣さを増しながら今に至っているのですから。

マスコミが「「皇統の問題」の方は完全に無視して、「皇室に関わるもろもろの問題」とは何なのかと詮索することのみに血まなこになった」というのも、
一庶民として見ては来ましたが、
そんなに、ノイジーマイノリティに過ぎない男系派のトンデモ主張が、
深刻な影響を公論に与えて来たのだ、と、恐ろしい気持ちになりました。

「皇太子殿下と秋篠宮殿下とでは立場が全く違い、許される発言の自由度にも歴然とした差があるということ」これも、
漫然と考えている一般国民には分かっていないことかもしれません。
政府=お上みたいな意識の国民が多いですし、
皇族と皇位継承権がある人達の差」なんて、誰も分かっていないのかも。
それこそ、池上彰あたりがテレビでやれば「ほーん」って、その時はなって、
時が経てば忘れてしまうくらいの感じなのでしょう。
池上彰氏自体の蘊蓄も偏ってることが多いですし。

「皇太子は嫌い、秋篠宮が好き!」だけの「気分」で、言いたい放題言っている人は多いと思います。
自分がたまたま接してしまったのが思想的にノイジーマイノリティだった可能性もありますが、
ツイッターでも、そういう「感情」で語っている人が多くいましたし、
ツイッターをやっていない友人の中にも、そんな意識の人がいました。

そんな歪な考えの元凶となった発言をした保阪正康、橋本明、山折哲雄と、彼らに賛同した者達は、批判されるべきだと思います。
少なくとも、保阪、橋本、山折の三者は、
頬っ被りを決め込んだままでは過ごせないと思います。


追伸:Q&Aありがとうございます。
化石脳は滅びることを信じて、
自らが化石脳にならないように思考を続けたいと思います。
私以外の質問と回答では、ラジおじさん、尻毛屋さん、タカさん、anamochiさん、叢叡世さん、ゆきポンさん、uriさんの質問と回答が印象に残りました。
しゃべクリは、叢叡世さん、おめでたまきーん!

No.47 67ヶ月前

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