関西道場、石破議員の話の内容に関する感想を書かせていただきます。 誠実に話され、どのテーマに対してもご理解とお考えが深く、論理的に話されましたが、特に立場が違ったのは集団自衛権の部分でした。 沖縄米軍基地問題や横田空域のお話も出ましたが、集団的自衛権とそれらの問題解決とがつながる、ということは考えたことがありませんでした。 まずそのロジックは、米軍が日本のためではなく米国の国益、防衛戦略といったもののために日本に駐留して行動している、という部分がなければ成り立ちません。 でないと集団的自衛権を認めて米国にものが言えても結局は日本のために基地縮小も自治権も主張しないということになってしまいます。 よしりん先生も「沖縄米軍は嘉手納に集中させる」とおっしゃってましたが、辺野古撤廃、自治権回復ということは現状においても日本の安全保障に支障をきたさない、ということは一致していると思います。 そしてそれらを主張するためのアプローチとしてよしりん先生は「自主防衛が基本で同盟関係は補助的に用いるべき」と言われ、石破議員は「嘉手納横須賀に米軍がどれだけ居るのか確定しないと自衛隊の戦略は描けない」などと言われたように、いわゆる「日米同盟が基軸」というお考えだと推察します。 私は自主防衛の立場を取ります。 現状からは集団的自衛権を認めてもアメリカに基地縮小や自治権回復を主張することは考えにくいのですが、それは自主防衛の方が絵空事だなどと言われてしまいそうです。 しかしながら、基地縮小や自治権回復の見返りが集団的自衛権なら、それを達成したとしても、結局集団的自衛権の名の下に自衛隊が地球の裏側までアメリカの侵略戦争に加担することを断れないと思います。 国内の自治権を回復し、「それはアメリカの利権のための侵略戦争だから日本は加担しない」と言うためには結局自主防衛が必要ではないかと思うわけです。 原発の話も出ましたが、「原発は限りなく0にすべきだが核兵器のために0にするという立場は取らない」というロジックは、「核兵器と言う以外に原発の意義は説明できない」ということでもあり、「核兵器につながるから原発反対」という人たちも少なからずいるので、結局原発維持のためにも核兵器論議は避けて通れないということでもあると思います。 自主防衛のための物理的距離で一番近いのは核兵器だとも思います。 もちろん現実的な問題もあり、今後も思想を続けたいと思います。
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(ID:22907892)
関西道場、石破議員の話の内容に関する感想を書かせていただきます。
誠実に話され、どのテーマに対してもご理解とお考えが深く、論理的に話されましたが、特に立場が違ったのは集団自衛権の部分でした。
沖縄米軍基地問題や横田空域のお話も出ましたが、集団的自衛権とそれらの問題解決とがつながる、ということは考えたことがありませんでした。
まずそのロジックは、米軍が日本のためではなく米国の国益、防衛戦略といったもののために日本に駐留して行動している、という部分がなければ成り立ちません。
でないと集団的自衛権を認めて米国にものが言えても結局は日本のために基地縮小も自治権も主張しないということになってしまいます。
よしりん先生も「沖縄米軍は嘉手納に集中させる」とおっしゃってましたが、辺野古撤廃、自治権回復ということは現状においても日本の安全保障に支障をきたさない、ということは一致していると思います。
そしてそれらを主張するためのアプローチとしてよしりん先生は「自主防衛が基本で同盟関係は補助的に用いるべき」と言われ、石破議員は「嘉手納横須賀に米軍がどれだけ居るのか確定しないと自衛隊の戦略は描けない」などと言われたように、いわゆる「日米同盟が基軸」というお考えだと推察します。
私は自主防衛の立場を取ります。
現状からは集団的自衛権を認めてもアメリカに基地縮小や自治権回復を主張することは考えにくいのですが、それは自主防衛の方が絵空事だなどと言われてしまいそうです。
しかしながら、基地縮小や自治権回復の見返りが集団的自衛権なら、それを達成したとしても、結局集団的自衛権の名の下に自衛隊が地球の裏側までアメリカの侵略戦争に加担することを断れないと思います。
国内の自治権を回復し、「それはアメリカの利権のための侵略戦争だから日本は加担しない」と言うためには結局自主防衛が必要ではないかと思うわけです。
原発の話も出ましたが、「原発は限りなく0にすべきだが核兵器のために0にするという立場は取らない」というロジックは、「核兵器と言う以外に原発の意義は説明できない」ということでもあり、「核兵器につながるから原発反対」という人たちも少なからずいるので、結局原発維持のためにも核兵器論議は避けて通れないということでもあると思います。
自主防衛のための物理的距離で一番近いのは核兵器だとも思います。
もちろん現実的な問題もあり、今後も思想を続けたいと思います。