私は憲法第九条は改正すべきと考えます。しかし、今回先生が論じられた状況がある中で、今ではむしろ一部の護憲派の方々のほうに説得力を感じてしまうことが結構あります。自主独立の精神がなければ、憲法の文言がどうあれ五十歩百歩……どころではないかもしれません。本当に憲法9条を改正したいのならまずはイラク戦争をはじめとする対テロ戦争の総括を始めるのが筋ってものだと思います。しかしまあ自称保守のイラク侵略を平気で支持する原発だって米軍基地だってどうせ無くならないってのも、もの凄いニヒリズムが惹起されそうですね。リベラルサイドのメディアの歯切れが悪いのも、対テロ戦争に関して有効な言葉を残せなかったからでしょうか。

トッキーさんの漫画評論を読んでて思ったのは、よしりん先生って「外部から隔絶された独特の風習をもつ村に、都会もんが文明という毒を持ち込んでくる」というようなモチーフが好きなようですね。十万年の神様もそうでしたし、おぼっちゃまくんにもそういう話がありました。映画『地獄の黙示録』がお気に入りと聞きましたので、その辺から影響を受けているのかも……と妄想しております。

最後に叢叡世さんの質問なんですが、竹田恒泰さんの「天皇は男系の血だからこそ価値があるのである、コンクリートで固められた法隆寺には価値はない！」という意見に対する重要なヒントがあるような気がしました。感謝です。
ああ＾～また長くなった＾～