今号も配信、有難うございます。 anamochiさんがどろろリメイク版の話をしていましたが、賛否両論が分かれる作りだと言っておきます。私はあまり気に入りませんでした(それでも一往は見るつもりです)。 少し筋を説明してしまうと、百鬼丸の顔を見た子供が、「あのお兄ちゃんはなぜお面をつけているの?」と母親に尋ねたところで、引きました。 そういうリアリズムを『どろろ』に持ち込まないで欲しい、と。たとえは悪いかも知れないけれども、シリアスな鬼太郎を見るようなつもりで見ているんだ、と。 あと、これも意図的なものだろうとも推測するのですが、絵に全然手塚治虫の要素が見られないです。漫画やアニメである限り、絵の表現する比重やメッセージ、表現力が大きいのは当然ですし、ただ筋を知りたければ小説を読めばいいだけのことです。実写化とか舞台化とは違うのです(ちなみに舞台化もされるそうです)。 言葉でうまく解説できないのですが、絵の問題はやはり大きいと思います。大友克洋キャラクターデザインの『幻魔大戦』が全然石ノ森章太郎っぽく感じられなかったように。 前知識を与えてしまったみたいで、申しわけないですが、参考までに記しておきます。
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小林よしのりチャンネル
(ID:22136524)
今号も配信、有難うございます。
anamochiさんがどろろリメイク版の話をしていましたが、賛否両論が分かれる作りだと言っておきます。私はあまり気に入りませんでした(それでも一往は見るつもりです)。
少し筋を説明してしまうと、百鬼丸の顔を見た子供が、「あのお兄ちゃんはなぜお面をつけているの?」と母親に尋ねたところで、引きました。
そういうリアリズムを『どろろ』に持ち込まないで欲しい、と。たとえは悪いかも知れないけれども、シリアスな鬼太郎を見るようなつもりで見ているんだ、と。
あと、これも意図的なものだろうとも推測するのですが、絵に全然手塚治虫の要素が見られないです。漫画やアニメである限り、絵の表現する比重やメッセージ、表現力が大きいのは当然ですし、ただ筋を知りたければ小説を読めばいいだけのことです。実写化とか舞台化とは違うのです(ちなみに舞台化もされるそうです)。
言葉でうまく解説できないのですが、絵の問題はやはり大きいと思います。大友克洋キャラクターデザインの『幻魔大戦』が全然石ノ森章太郎っぽく感じられなかったように。
前知識を与えてしまったみたいで、申しわけないですが、参考までに記しておきます。