anamochi のコメント

まず旅立たれた木蘭父のご冥福をお祈りします
自分の父親もその時は奇麗に済んでくれると良いのですが…

遅ればせながらゴー宣単行本を読了。しつこい程に語られる憲法、立憲、自主独立とオウムへの総括を噛み砕くにはまだまだ再考が必要ですが「君たちはどう生きるか」について

自分は何かのテレビでやってた再現ドラマしか見てませんが、友人らの危機に2回とも動けず、でも許されたコペルくんより、
不良中学生からビックリマンシールを直接金銭取引(当時の違反行為)で2度買いそうになり(最初は未遂、2度目は脅されて)、その両方で主人公らに咎められ(この咎めも半分は誤解のようなもの)、それきりみんなの輪に入れずに一人で悩み、
でも主人公らと中学生の戦いの時には泣きながらでも勇気を出して加勢して、勝った後にも「自分にはもうクラブの資格がないんだ」と立ち去ろうとしたその時に初めて「君も仲間さ」と認められた、
そんなコロコロ漫画『少年ビックリマンクラブ』の七助の方が納得も行くし共感もできるのです
(最近昔のコロコロをがっつり読みまくったんでこの二作品が繋がったのです

「君たちは」の方にも「卑怯から生まれたその苦悩こそが君への罰だ」「そんな自分の弱さを知るところから出発しよう」という狙いがあるいはあるのかもしれませんが
こういうド直球な勇気友情闘志を訴えかける子供漫画の方が本当の意味でよっぽど教育的だと思えるなあ

ついでに「教育勅語で道徳は復活しない」もビックリマンで考えると…
当時は違反だった金銭取引はいまではわりと普通にショップとかで行われてるのは、当時と違って「大昔のシールを交換だけで集めるのには無理がある」「きちんとした大人(店)が間に入る」「分別の付く大人同士が取引する」
おお、時代ごとに道徳が違う理由がちゃんとあるじゃないか、という理解の仕方が果たして正しいのだろうか?と疑問を持ちつつ思考と成長は続くのであった

No.88 72ヶ月前

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