古谷経衡と倉持さんの対談、いちばん引っかかったのは、以下のところでした。 >古谷:「・・・人間の理性を信用せず、歴史や経験に価値判断の重きを置き、社会を漸次的に改良していくことをを良とする―。これが本来、E・バークが唱えた保守主義で・・・」 僕は、E・バークという人を知りませんが、「人間の理性を信用せず」なんて、本当に言ったのですかね・・・。 これが「個人の考えを人類の考え以上に信用せず」とか、「現代に生きる人々の考えだけを信用せず」であればわかります。 しかし、人間の理性を信用しないで、どの理性を信用するというのでしょうか。それとも、欲望とか熱狂とか、理性以外のものを信用せよというのでしょうか。 このE・バークという人は、自分の思想を、信用ならない誰の理性に向かって訴えたのか。 いやそもそも、彼が自分の思想を「是」とするのは、決して、信用ならない自分の理性が、それを「是」とするからではないよね??? 人間の理性を信用しないなら、思想という思想がことごとく、ただのゴミではなかろうか・・・。 そんなふうにぼうっと考え込んでしまいました。
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小林よしのりチャンネル
(ID:4494830)
古谷経衡と倉持さんの対談、いちばん引っかかったのは、以下のところでした。
>古谷:「・・・人間の理性を信用せず、歴史や経験に価値判断の重きを置き、社会を漸次的に改良していくことをを良とする―。これが本来、E・バークが唱えた保守主義で・・・」
僕は、E・バークという人を知りませんが、「人間の理性を信用せず」なんて、本当に言ったのですかね・・・。
これが「個人の考えを人類の考え以上に信用せず」とか、「現代に生きる人々の考えだけを信用せず」であればわかります。
しかし、人間の理性を信用しないで、どの理性を信用するというのでしょうか。それとも、欲望とか熱狂とか、理性以外のものを信用せよというのでしょうか。
このE・バークという人は、自分の思想を、信用ならない誰の理性に向かって訴えたのか。
いやそもそも、彼が自分の思想を「是」とするのは、決して、信用ならない自分の理性が、それを「是」とするからではないよね???
人間の理性を信用しないなら、思想という思想がことごとく、ただのゴミではなかろうか・・・。
そんなふうにぼうっと考え込んでしまいました。