Sally のコメント

さり@高知
京都道場は親戚の不幸がありいけなくなり残念。動画UPを楽しみにしています。

さて、15日のおどれら正気か!?でのテーマに取り上げてほしい件は、ずばり!
外国人受け入れ問題です!

私は1997年ぐらいから20年余り、外国人に日本語を教えていましたが、ここ5年ぐらいですっかり熱意を失いました。
そのはっきりした理由がわからなかったのですが、それが最近はっきりしました。

政府は外国人の受け入れを、外国人労働者を、人として本当に扱おうとしているのか。
技能実習生制度の実情が明るみに出てくる中で薄々は感じていたのですが。
確かに度の国でも、外国人労働者はその国の人がやりたがらない仕事であったりで、待遇も決して良いとは言えません。
南米や北米に移住した日系一世の苦労は直接何人もから聞いたことがあります。

それでもしかし、こんな形で外国人労働者を受け入れることを、果たして強行していいのだろうか、と。

私が熱意を失った理由。
それは、外国を学びたいという学生のニーズが明らかに変わったから。
それ以上に、日本語教師の待遇改善もないまま、ボランティアに依存する、という状態が前以上に強くなっているから。
今は団塊の世代のボランティア教師が生きがいを求めて頑張っているようだけれど、
まだまだ「食っていかなければならない現役世代」は、ボランティアでなんかやっていられない!
でも政府は、ボランティアに依存していくだろうと思う。そして、現役教師の単価はドンドンさがり、専門性も落ちていく。そんな日本語教育の現場に、未来を感じられなくなった。

ボランティア精神だけでは、理想だけでは、人は行きていけない。
かつて、
国境なき医師団の現役医師の生の声を聞いたことがある。
自身も高い志を持って、今なお活動を続けている。
しかし、現地では薄給で頑張る医師に、別の豊富な資金を持つ組織からリクルートが頻繁にあるそうだ。
いくら高い志を持っていても現実問題、美味しい話に惹かれる。そうして現場を去って行った医師のなんと多いことか。
理想だけではやっていけない。それでも今は頑張っている、と。
聞いていて辛かった。同時に、日本語教師も状況は同じ。ただ、甘い汁はどこにもない。

来日する外国人に日本語能力も、と謳うが、誰が日本語を教えるのだろうか。
その教師に十分な待遇を準備できるのだろうか。
私は、申し訳ないが協力できない。

No.42 74ヶ月前

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