shiro のコメント

ノブレス・オブリージュ。この言葉を初めて知ったのは、確か今は亡き西部邁氏の著作でした。医療従事者や軍人、宗教家や教育者など、公益性が高い職業の人々は、自らの損得を度外視して、他者のために尽くさねばならないことが多い。もっとも、公益性がない職業なんて探すことが難しいでしょう。働くというのは、多かれ少なかれ「割に合わないことをする」ことだと思います。現代は、割に合わないことを減らし、自己の利益を高めることに頭を働かせるべし、という時代です。世の中から理不尽が減って万歳じゃないか、確かにそういう側面もあるでしょうが、ちょっと立ち止まって考えたほうがいいのではないでしょうか。

No.58 68ヶ月前

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