早雲 のコメント

配信、ありがとうございます。
僕の高校の頃から、日本の政治界では難しい言葉や分かりにくい説明が多々あった事を思い出します。

例えば、遺憾の意とか。安倍内閣に入ってからは、忖度とか、不可逆的とか。
今までは、まだ何とか説明や責任が為されていたが〔小泉元首相の構造改革、イラク戦争、原発問題を除く〕、安倍首相に至っては説明が何を言っているのか解らない。
与党内で、その説明が解る人がいれば、解りやすく日本語にしてほしい。

いざとなれば、質問に対し、関係のない事を延々グダグダと話し出す。
そんな事をされたら、野党側はいつまでも同じ質問しないといけなくなる。
学園問題も長期化すると、与党から「いつまでやっているんだ」と野党を責めているが、納得のいく返答をしないのだから、「質問にはちゃんと答えろ」と安倍首相を責める方が正しい。

韓非子の五蟲には「高尚で難しい言葉は、どんな知者でも理解しにくいものだ。広く人民に知らせる法を、そんな難しい言葉で作っても、人民には理解する事はできない。〔中略〕どこの誰にもわかる言葉を使わず、高尚で難しい言葉を使いたがっている。これは政治の目的に反する事である。要するに高尚で難しい言葉など、人民には無用の長物である」
どこの世界でも、説明は短く、解りやすいものがいいに決まっている。

日本の政治のニュースも国民に伝わりやすくさえすれば、関西弁で喋ってくれても構わないし、下品な言葉でも構わない。韓非の時代の、高尚を使いたがるとは意味が違い、安倍首相の場合ははぐらかすだけだから、説明でも何でもない。
あの説明を英文にしてしまったら、一体どうなってしまうのか…

最近、頭の中で考えてしまうのが、管子の本の中にある文章。
「あの方は、小智を弄せず、大所高所から物事を捉えるタイプのお方だ。人物のスケールが並外れて大きいので、中々人に理解されない。あの方の事を本当に解っているのは私くらいだ〔中略〕」〔良臣は仕事を選ばぬ〕

文章そのものより、小智を弄する。これは今、安倍内閣が最大限にやっている事ではないのか、と思ってしまう。

説明を一つとっても、舌足らずな話し方。余計な日本語を付け足す。
国会の議論では、ヤジを飛ばす。〔政治家がとんでもない失態を犯し、まともな政治家が激怒するのは除外〕。
相手を牽制する様に、あざける笑う。微妙な表情を浮かべる。
どうしても、返答ができなくなると無視を決め込んでしまう。

どこまでもズルくやれるのが、今の安倍内閣であり、無知でバカな若者すらをも巻き込んで、政策を強引に通してしまう。
今の段階ですら、日本の負の負債がどうなってしまうのか。将来の子供たちはどうなってしまうのか、見当もつかない。

与党の人間も、メディアも安倍首相に逆らうのが怖いのなら、まとまって海外にでも逃げて、住まいを構えてくれ。
数の暴力による強行法案、真実を報道しない事を続けるよりは、ずっと売国怨敵の汚名を逃れる事ができるだろう。
北海道の災害支援額が、たったの5,4億円に、同じ日本人として心が痛くならないのか。
今後も、安倍真理教の一員として、保身の為に味方するのか。

No.57 73ヶ月前

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