M.O のコメント

>>85
別に「正義=理性がある」などとは一言も言ってないのですけどね。
「正義の有無」とは別に「理性の有無」という判断軸が存在するはずで、感情的にならずに適度な範囲で体罰を伴う指導を行う指導者もいるだろう、と書いたのですが。
また、『ライジング』で触れられた体操競技のみならず、他にも特別な緊張感が強いられるケースもあるだろうし、指導を受ける側の個性によって、指導者がある程度「手を出す」ことが必要、と考えるケースもありうるのではないでしょうか。
まさにケースバイケースで、単純に線引きできるものではない、と今回の『ライジング』を読んで学びました。
それを「でも、いつ感情的になるかもしれない」「正しい指導の名の下に鉄拳制裁するかもしれない」などと言って規制してしまうのは、多様性を認めないようなスタンスに感じられてしまいます。

あと、日野皓正についてですが、もちろんご本人と話したこともありませんし、日頃の性格も知りません。
週刊誌の記事で「中学生ドラマーが制止を聞かずに勝手に叩き続けていた。演奏がムチャクチャになるから止めるために叩いた」という、ご本人のコメントを読んだだけです。
ただ、ミュージシャンに限らず、舞台芸術に携わる人間にとって、ステージ上はお客様に見られるパブリックな世界であり、そこで感情的になってブチ切れる、ということはおよそ考えられません。
昨日今日出てきた若手ならばまだしも、数十年間も内外で第一線で活躍し続けてきたミュージシャンです。
それまでのステージ上の姿――パブリックな人格――で充分に判断できます。
日野皓正のプライベートなど知ったこっちゃありません。
公私の区別がつかないミュージシャンならばともかく、日野皓正に関してはそういうことは聞いたことがありません。
それが、観客やファンが舞台人の「パブリックな人格」を信頼している、ということではないですか?
だから、本人を直接知っていないとダメだ、具体的なエビデンスがないではないか、などというご批判は全くもって愚の骨頂だと思います。

No.98 76ヶ月前

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