「ザ・神様」今回も面白かったです。アマテラスの天の岩戸のエピソードにまさか、＜鬱の人にしてはいけない、3つのこと＞が出てくるとは。泉美さんの筆致は豊かな想像力というよりも、妄想が暴走しているなといった印象を受けました。この先スサノオの成長物語や、因幡の白兎のエピソードをどう書いてくれるのか楽しみです。
古事記に出てくる神様の話を読んでいると「神様も失敗はするし、子供っぽいところもあるんだな」と思います。でもアマテラスもスサノオも、みんなそこから成長していますよね。たとえ失敗しても、一生懸命泥臭く這い上がっていけばいいんだ、と神様達が教えてくれているのかなと思います。こういう神々がいる日本に生まれた幸せを古事記に、そして泉美さんに教わった気がします。
あと泉美さんはスサノオの事ボロクソに書いてますが、きっと愛情の裏返しですよね。そういう男性が泉美さんの好みなのかな、と想像してしまいます。