配信、ありがとうございます。 「麻原遺骨騒動の奇妙さ」読みました。まさに先生の言う通りだと思いました。遺骨が誰の手に渡ろうと状況は変わり様がない。むしろ、部外者が騒げば騒ぐほど話が大きくなっていくように思えます。結局、麻原は自分がつくった宗教も教団も放り捨てて、一人の人間として死ぬという道を選び、遺骨は教団から最も遠い四女に託すという身勝手な最期を遂げたわけですが、小林先生は、そんな身勝手な男(かつて先生を暗殺しようとした男でもありますが…)に対しても強く非難するわけでもなく、淡々と事実関係を語ってゆく。その語り口に小林先生の「情け容赦ない優しさ」を感じ取りました。 「読めない・考えられない人にあわせる世界」について。ここ20年以上続いている「結果」や「結論」を急ぐ傾向がついにここまで来たかと思いました。読むよりも結論、考えるよりも結果。途中経過を大切にして楽しむより、早く結果を出して結論を知りたい。だから文章は短くなるし、文字は大きくなる。これでは小説は売れなくなるしドラマも見る人が少なくなっていくわけです。なら「水戸黄門」でいいじゃないと思えるけど、それでは刺激がなさすぎるので、早く刺激のある結論を知りたい。そんな人が増えてきたように思えます。結果として文学や哲学はこの国では「無用の長物」になってゆき、世の中の豊かさがますます失われてゆくような…そんな気がします。 駄文、失礼しました。
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配信、ありがとうございます。
「麻原遺骨騒動の奇妙さ」読みました。まさに先生の言う通りだと思いました。遺骨が誰の手に渡ろうと状況は変わり様がない。むしろ、部外者が騒げば騒ぐほど話が大きくなっていくように思えます。結局、麻原は自分がつくった宗教も教団も放り捨てて、一人の人間として死ぬという道を選び、遺骨は教団から最も遠い四女に託すという身勝手な最期を遂げたわけですが、小林先生は、そんな身勝手な男(かつて先生を暗殺しようとした男でもありますが…)に対しても強く非難するわけでもなく、淡々と事実関係を語ってゆく。その語り口に小林先生の「情け容赦ない優しさ」を感じ取りました。
「読めない・考えられない人にあわせる世界」について。ここ20年以上続いている「結果」や「結論」を急ぐ傾向がついにここまで来たかと思いました。読むよりも結論、考えるよりも結果。途中経過を大切にして楽しむより、早く結果を出して結論を知りたい。だから文章は短くなるし、文字は大きくなる。これでは小説は売れなくなるしドラマも見る人が少なくなっていくわけです。なら「水戸黄門」でいいじゃないと思えるけど、それでは刺激がなさすぎるので、早く刺激のある結論を知りたい。そんな人が増えてきたように思えます。結果として文学や哲学はこの国では「無用の長物」になってゆき、世の中の豊かさがますます失われてゆくような…そんな気がします。
駄文、失礼しました。