齢50を超え、すっかり小さい字が見えにくくなりました。
漫画を読むのも文庫本を読むのも老眼鏡が必須です。
ですから新聞の字や文庫本の字が大きくなって
行間が妙に空いてスカスカに見えるのは老人のため、
だと今特に実感していたのですが。
まさか「読めない・考えられない人のため」
だったなんて驚きです。

うちは25種類程度のコーヒー豆を販売していますが、
「あまり選択肢が多いとお客様が迷ってしまう」
というアドバイスがあって驚きました。
実際迷っているお客様がいらっしゃいます。
それでも迷って選ぶのも楽しみではないかと思います。

一つ一つの豆には説明文をつけて貼り出していますが
中にはひとつもその文章を読まずに
「この豆はどういう豆ですか？」
と聞いてくる人がいます。
いや、書いてあるだろ、そこに！と内心思うのですが、
「書いてあるのを読んでもよくわからない」
と言われて同様の内容を口で説明することがあります。
こういう人は自分で考えるのができない人で、
そんなにはいないと思っていましたが増加中なのですね。
なるほど大きな問題が無いように思える現状の政権が
支持されるわけだ。
大きなため息とともに妙に納得させていただきました。
ニヒリズムへの対抗力が削られてしまいます・・・