M.O のコメント

松本智津夫をはじめとするオウムの主要幹部7人の死刑執行が報じられました。
それ自体はよいことなのですが、もう少し日程を微調整できなかったかなと、北大阪に住む人間としては思います。
というのは、7月5日から本日まで3日間、西日本は数十年に一度レベルの記録的な豪雨に見舞われており、、避難勧告・指示の発表、鉄道の運休・遅延、河川の増水、土砂災害や冠水などの被害が発生し、多くの住民が疲弊しているものと思われます。
先の北大阪地震により、既に避難生活を送っている方、家屋が一部損壊などの被害を受けた方らにとっては、まさに「弱り目にたたり目」でしょう。

疲弊しながらも、テレビで最新の情報に注視している中に飛び込んできた、死刑執行のニュース。
当時のVTRが流れ、NHKの解説委員が解説を始める。
多くの住民が、「いや、これ、今やないとあかんのか?」と思ったはず。
災害情報が必要な人にとっては、この時間枠が邪魔でしかないし、自然災害に直面している時に「未曾有の人災」の映像など、出来れば見たくない。
ひょっとしたら、地下鉄サリン事件で被害を受けて、トラウマになっている方もおられるかもしれない。
新聞報道では、上川法相が決裁を行ったのは7月3日とのことでした。
執行の日程については、「平成の事件は平成のうちに決着を」という目標にのっとり、諸要因を考慮して今年の7月に決定したそうです。
そこは全く問題ないでしょう。
でも、せめて週明けにでも調整できなかったものでしょうか。
7月3日の時点では、西日本がここまでの災害に晒されるとは、もちろん予見は出来なかったでしょう。
だから、決裁文書で日程が決定してしまっていたのであれば、そう簡単に変更ができるものではない、という事情も想像は出来ます。
でも、そもそも7月の執行というものが、国民感情に対する配慮も含んで決定されたということも考えると、相応の臨機応変な対応が可能であれば良かったかなと思います。

No.81 77ヶ月前

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