lkfaeani のコメント

ライジングの配信、ありがとうございます。
(サッカー…。ハハハ…。ただただ恥ずかしい。)

ゴー宣の「おそらく『低能先生』は~」のところで「低能先生」の経歴を読んでいたとき、
「俺の人生、こんなはずじゃなかった。」という言葉が思い浮かびました。

現役で合格したなら、平成6年(1994)に大学入学。
九州大学なら、全国的にも結構イバれる学歴です。
自分の将来にもかなり高い希望を持っていたのではないでしょうか。
それが、平成不況が本格化して就職が決まらず(←想像)、8年も在籍(卒業はしたのか?)。
在学後半から始めたアルバイトを卒業(or中退)後も続けてそのまま就職。
しかし退職。引きこもりに。
親からの仕送りが2年間あったとありますが、そこから現在まではまだかなりの空白期間があります。
その間の生活費はどうしてたのか?

理想と現実の乖離で自己を見失っていき、周囲との関係性もなくなっていった様子が覗えます。
『辻説法』の十二「渡る世間に殺人鬼あり」にあったセリフ、
「(ヒトは)帰属による縛りがなくなったら、ケモノ以下の醜悪な化け物になってしまう。」
を思い出しました。

挫折した末にこんな末路を辿ってしまうのなら、希望は何のためにあるのでしょうか。

折しも昨日亡くなった桂歌丸師匠の生い立ちをテレビで観ましたが、
遊郭で生まれ、戦後の貧しい中で週2回ラジオから流れる落語を唯一の娯楽とし、それが高じて落語家になったといいます。
歌丸師匠がたった1つの希望を手繰って大成功を収めたことを思うとき、子供の視界を希望や夢で覆い尽くすかのような今の時代の教育方針が、本当に大切なことなのかどうか、考えさせられます。
もちろん無いよりはあった方がいいのでしょうが、同時に、成功とか失敗とかいった結果に左右されないたくましさ、自分に対する確固たる自信、立派な平凡人たる素養を身につけることが必要ではないかと思います。

No.24 71ヶ月前

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