monmon のコメント

翌日は朝6時起きだというのに、日本対ポーランド戦を最後まで観てしまい、寝不足半端ねえmonmonです。
昨日の日本のラスト10分パス回し、賛否両論渦巻いてますね。僕も後味が悪いと感じたけれど、西野監督の采配はあれで良かったと思っています。
なぜかというと、実は2年前に僕が応援しているコンサドーレ札幌も、J1昇格がかかった試合で、まさに日本代表と同じ「ラスト10分パス回し戦法」で、J1昇格を決めた事があるからです。日本代表のパス回しを見て、2年前のコンサドーレを思い出したくらいです。
ただこの試合はコンサドーレのJ1昇格だけでなく、対戦相手のツェーゲン金沢のJ2残留もかかっていたという、特殊な事情もありました。
コンサドーレは引き分け以上でJ2優勝とJ1昇格、金沢は引き分け以上だとJ2残留が決まる展開でした。試合は0対0で進み、ラスト10分でコンサドーレのパス回しが始まりました。札幌ドームでも大ブーイングの嵐でしたが、結果は0対0の引き分け。両チームめでたく目的を達成しました。
わかってもらうのは難しいかも知れませんが、JリーグではJ1とJ2、J2とJ3の差は天国と地獄の差なんです。コンサドーレを例に取ると、J1とJ2では、世間の注目度から観客動員数、予算の集まりや選手の補強まで受ける影響が全然違います。それは金沢だって同じです。
僕もコンサドーレのこういった型での昇格は、後味が悪いと思いました。しかしコンサドーレの選手やフロントにとっては、まさに生き残りを賭けた試合だったのも事実です。
観客やファンがパス回しを「卑怯だ」と思うのも否定はしません。スポーツの見方や、スポーツに何を求めるかは人それぞれですから。
しかし現場の選手や監督、コーチは予選通過するのとしないのとでは、天国と地獄の差があると痛感しているからこそ、「卑怯な真似」をしてでも勝ち残ろうと考えたのではないでしょうか。西野監督も「負けて批判されるより、勝って批判された方がよい」と腹を括ったんだと、僕は考えています。
ただ次のベルギー戦は、不様な試合は出来ないですよね。選手たちには胸を張って、ぶっ倒れるまで戦ってほしい。そして日本の戦法を批判した世界を見返してほしい。スポーツは「勝てば官軍」という残酷な事実も一方でありますから。
これを読んで怒り狂う方もいるかも知れないけど、これが今の僕の意見です。

No.83 77ヶ月前

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