希蝶 のコメント

SPA!第十章|安倍「自衛隊明記」の危険
こちらでは、何度も話題にのぼっていますが、一般にはまだ浸透しきれていないのでしょうか。法律と憲法の重さの違いを感じさせられた章でした。今まで私たちは臭い物に蓋をして、ごまかしをしてきたのではないのでしょうか。自分の通っていた学校では、教材に「あたらしい憲法の話」の藁半紙刷りを使っていたのですが、9条は矛盾しているというふうに教わってきてもいます。しかし、ああいうふうに記されていると、何か特別な素晴らしいもののように勘違いしてしまう。これはやはり何とか実状にあったものに変更すべきであって、追記して、はい、おしまい、ではすまされないのでは、と思いました。

話のついでに、何度も言っていることですが、安倍にブラック・ジャックの「腫瘍狩り」と「虹神殿」を読ませたいものです(でも、後者はどこにも売っていない。古本屋にも。作者が復刊を嫌がっているのだろうか?)読んだって、分からないのかな?

TPP法案なんてものもまかり通ってしまったし、くどいけれども記しますが、「虹神殿」は一種のSFです。そこにあるのは、「空神」に代表される伝統的で素朴な「信仰」と、コーヒーのプランテーションによる近代化との「相克」であり、国を本当に富ませることとはどういうことなのか、という普遍的なテーマがあるのですが、どこか復刊してくれるところはないものか、と願います。

安倍のシンパは、彼が外面上は恐怖政治をしていない、というところに安堵しているのかもしれませんが、今のところは、ではありますまいか。よしりん先生の書かれているところでは、秘書官が私腹を肥やしているというし、愚者がつくった制度を後継者がさらに悪用する確率も大(「火の鳥太陽編」など)。憲法論や法律論を考える場合、法を運用するのは人であり、神ですら人が己のために解釈するということも忘れてはならないとも思います。

伝統という話を記したけれども、雅楽に関する投稿を見かけましたが、私は多分、聞いても体質上、眠ってしまうかも知れないです。でも、これも後世に残されて欲しい、と願います。

No.138 77ヶ月前

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