ニセただし のコメント

木蘭先生のトンデモ見聞録、強烈に印象に残りました。先週号のハンス・ベルメールも強烈でしたが、今週号のヘンリー・ダーガー、その生き様はショックでした。
この人に、その作品に相応しい分のお金を与えようとしても、『私の生活の邪魔をしないでくれ!』と拒否されたように思う。『生き甲斐を、楽しみを、喜びを奪わないでくれ!』と言われそうな気がしました。
成功して、評価されて、お金持ちになるのが、必ずしも人間の幸せじゃあないのかなと思いました。それぞれの運命、それぞれの才能、それぞれに与えられた生を全うする事が、幸せなのでしょうか。
私は、ダーガーやベルメールの作品を自ら見ようとして、何かを感じるタイプじゃあない気がします。木蘭先生の文章を読み、それぞれのバックグラウンドを知りながら作品を見ると、惹き付けられるような、吸い込まれるような感覚になりました。
芸術、芸術家の持つ、人間の闇、業、狂気などは、何とも言えず魅力的な気がします。特化した偏執性は、失ってはいけないものですね。
どうもありがとうございました。次も、期待しております。

No.70 77ヶ月前

このコメントは以下の記事についています

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

小林よしのりチャンネル

小林よしのりチャンネル

月額
¥550  (税込)
このチャンネルの詳細