希蝶 のコメント

喫煙と言えば、私の住んでいる某市でも、喫煙者のための「隔離場所」が駅前にあって、吸いたい人はそこで吸ってください、みたいになっていますが、あれを見て、何なんだろうといつも感じています。
私自身も、親の寝たばこでかなり苦しめられた方で、たばこは今にいたるまでそれほど吸っていません。やってみようとしたこともあったけれど、からだが拒絶してしまいます。酒の方は飲み会では飲むけれども、そういう時だけで、一人で晩酌はしないですね。
むしろ、コーヒーの方を愛用・多飲しています。一日中飲んでいますから。もうひとつの問題のこともあるし。それでもよく気絶しますが。

私にとってそれは、レインボーマンの「ヨガのなんちゃら」みたいな感じです。

木蘭さんの方の感想を記します。
話をよんでいて、パトリシア・ハイスミスのこんな短篇を思い出しました。

とある小説家志望の男が作家になろうとして応募を繰り返すが、いくらやっても構成不足とか批評されて、落選を繰り返していた。そこで、彼は何度も頭の中で構成や文章表現を練り直し、やっと完全なものができあがった、と思った途端、それを文章をして書き記すことに愚かさを感じた。せっかく頭の中で小説が完成しているのに、なぜそれをいちいち文章として具現化する手間をかけなければならないのか、と思い、原稿用紙にうつすことをやめてしまった。その後に作成した小説も、同じように頭の中だけで構築した。そうこうするうちに彼は年を取り、なくなってしまった。
彼には息子がいたが、学校で父親の職業を尋ねられるたびに、「では、どんな話を発表しているの」ともきかれ、答えられずにつらい思いをしていた。しかし、彼の妻は、夫のことを大作家だと喧伝し、自慢していた。やがて彼女にも神に召される日が訪れたが、最後まで夫が大家であることを信じて疑わなかった、という話です。

No.108 79ヶ月前

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