希蝶 のコメント

2.泉美木蘭のトンデモ見聞録・第84回「芸術家と偏執性~ハンス・ベルメール編」
これもまたマイナーな話をして宜しいでしょうか。江戸川乱歩の『盲獣』という小説の結末を思い出してしまいました。というと、知ってるかた、食事前でしたらごめんなさい。私もあの話は結末名作であり、その過程は「気持ち悪い」以外の何物でもない、と思っています。乱歩三大駄作の一つにあげていました(ほかの2つは『恐怖王』・『地獄風景』)。しかし、あの作が最終的に芸術として導いたものは、価値があると認めざるを得ません。あの当時、乱歩は連載をかかえてスランプに陥っており、それが三大駄作の時期と重なってもいるのですが、乱歩も何か綺麗を超越した美を求めていたのだろうと感じざるを得ません。私はそういうものも「綺麗」の一種であって、決して作家や漫画家の先生の腕が未熟とかそういう価値判断のみで見てはいけない、と思うのですが。何か引きつけるものがあるものは、下手ではない、と思います。
でも、比べる対象が間違っていたら、すみませんでした。乱歩は『妖虫』という小説も描いており、あの話にのみ登場する三笠という探偵、かなりお気に入りだったのですが、1作で終わってしまったのが残念です。ついでに述べておきます。
それにしても、『新八犬伝』・『真田十勇士』・『笛吹童子」、懐かしいです。浄瑠璃の人形の美も、いわゆる綺麗ではないですが、独特の魅力があります。現在、これらのNHK人形劇のフィルムが散失(上書)されており、もはや記憶の中でしか再生できないことが残念でたまりません。

それはさておき、別のかたがおっしゃっていましたが、場合によっては、ライジングか生放送をお休みする週があってもよいかと思います。ライジングはよしりん先生が多忙の時期は木蘭さんのコーナーや、トッキーさんのかつてあったコーナーなどで代替する、というのでも良いのでは。プロデューサーが小林よしのりであることは変わりはないのだから
。個人的には、『わしズム』が読みたいですが、それは難しいのでしょう。先生方が裁判員に選ばれませんように。醤油を飲まれる、というのはいかがでしょうか(冗談ですが。まず、不可能です。気持ち悪くなるし)

それでは、次号を期待します。

No.139 77ヶ月前

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