皿うどんボンバー のコメント

SPA!「ゴーマニズム宣言」第8章「長谷部恭男の愚民思想を撃つ」を読みました。

長谷部氏が樋口陽一氏らと立憲民主党の枝野代表の元にクレームを入れに来た時の、
枝野代表の対応が描かれていましたが、
この時(いや、山尾氏が入党した時、もっと前?)から、
枝野代表の肚は座っていたのかもしれないですね。
これがあって、更に踏み込んだ発言としての、
5/3の道場での発言があった、と。

何も言えずにスゴスゴと帰って行った長谷部グループの態には笑ってしまいました。
そして、以前から小林先生が指摘なさっておられましたが、
長谷部氏の近著での山尾議員の改憲案への批判の文章の的外れさの指摘は、
ゴー宣で読むと、より分かりやすく、頭に入って来ました。
憲法学者の第一人者の長谷部氏のことですから、
こういう批判が来ることは既に本人の中では想定済みなのでしょうか?
しかし、長谷部氏は山尾議員や小林先生を侮っているでしょうね。

長谷部氏は憲法の問題にはシロウトが口を出すな、というようなことを言っているようですが、
明治の私擬憲法に携わった人達は、それこそ憲法の専門家ではなく、市井の人達だった訳で、
現在の日本国憲法も当時の若いアメリカ軍人が、たったの9日間で作ったということを考えれば、
一般国民が携わってはいけない理由など無いことがよく分かります。

長谷部氏は、国民は愚民で、自分のような憲法に深く通じているものが先頭に立って、
何も分からない大衆を導かなければならない、とでも思っているのでしょうか?

戦前・戦中の日本は、国民・大衆が熱狂して、それにマスコミが呼応し、また世論を煽って、
権力(リヴァイアサン)の暴走に拍車をかけてしまった、というところがありますし、
今でもセクハラヒステリーのポリコレや、不倫バッシングなど、大衆が全体主義を作り出してしまうところがあります。
そんな中で、憲法に関心を持って、権力(リヴァイアサン)を縛ろう、というのは、
思考を放棄してテレビやネットの扇動に右往左往するような大衆ではなく、
地に足をつけた庶民として考えていかなければならない、ということかなと思います。
「お上任せ」では腐敗政治も糺せないですし、愚民思想の憲法学者も糺せません。
考えることの大切さを改めて思う次第です。

今回は美味しそうなグルメの描写が無くて、そこは個人的にちょっと寂しくはあったのですが、
その分、濃い内容でしたので、読み応えあって楽しめました。
あと、ちいさなところですが、
ポカQさんの絵が、目じりに皺が入ったりして、ちょっと老けてたのも気になりました。

No.62 78ヶ月前

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