希蝶 のコメント

木蘭さんの記事とあまり関係ないかも知れませんが、昔、「アタックギャルギャル」というコーナーが某深夜番組にあったのを思い出しました。ただディスコで踊っている女の子にハイレグの水着を着せて踊らせるというだけのコーナーだったんですが、今の風潮では明らかにセクハラになってしまいますね。当時はばかなことをしていると思いつつ見ておりましたが、ああしたパワーが生まれない限り、マスコミの活力は復活しないと思います。

よしりん先生のされたように、外来語を漢語や和語でいいかえる工夫は大事だと理解しました。私たちは言葉によって、概念をどれだけ理解したか、を表現することができるのだから。ただ、本を正せば漢語も外来語で、中には日本語に訳しづらい概念もあるので(イデアとかアイデンティティとか、セレンディピティとかマクガフィンとか。ハードボイルドもそうだと思う)、なかなか難しいのでしょう。要は言葉とはその語を用いる人の情念によって左右されるもので、辞書の意味は参考でしかない、ということなのでしょうか。
でも、だからこそ、辞書で基本の意味を定義し、日本語化することで、恣意的な用法を少なくする努力は要るのだろうと思うのです。セクハラを拡大解釈して使用して行くと、バベルの塔になってしまいそうだから。そうしないと、私たちは言葉に責任を持てなくなってしまうとも感じます。常識とはそのような人間の共通認識や理解力から生まれるのではないのでしょうか。
憲法のことは專門家にまかせておけ、ではいつまでたっても常識は生まれず、専門知識は一部の特権階級の独占所有物で人目に触れずにやがては劣化し、蟲食い状態になってしまうのではないのでしょうか。蔵の中にしまってあるものも、天日で干さなければいけないのだ、ということを権威におもねる学者たちは学んで欲しいです。傘も使用したら、広げてほしておかないと、かびがはえて使えなくなります。

少し長くなりましたが、以上のようなことを考えてみました。
それでは、次回を期待します。

No.129 78ヶ月前

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