今回のライジングを読んで、
　人間は正義に酔いたいという習性だとか心理があるのかな、
　と思いました。

　正義に酔いたいなー
　悪人いないかなー
　お、こいつが気に食わないな、
　時浦コノヤロー、といった感じで（笑）。

　ついでに言えば、
　アメリカだって、
　大東亜戦争で、ＧＨＱで占領統治により、日本を解放・更正した、
　我々アメリカは正義の使者である、
　とでもいうような感じな事を思っているんじゃないかなと。
　もしくは、
　そう思いたいんじゃないかと、
　思ったりする事があります。

　で、
　アメリカにはそうした歴史観が横たわっているから、
　イラク戦争を仕掛けたりしてしまうんじゃないだろうかと。

　それと、思うのは、
　「議会制民主主義」なわけですけど、
　議会制民主主義という事は、
　「議会」は大事である、という事だと思うんですよ。
　では、「議会」とは何かとなれば、
　単純に言って、「議論の場所」だと考えるわけですよ。
　となれば、
　議論は大事である、
　という事になってくると思うんですよ。

　なので、
　デモやテロや暴力などという類の手段による決定・解決を迫るというのは、
　全否定とまでとはいかなくとも、
　議論・議会による決定・解決の過程を蔑ろにしているという点で、
　議会制民主主義下は承認し難いものになってくるんじゃないか、と思うんですよ。
　で、ネトウヨは、議会制民主主義下は承認し難い行為の方に強く重きを置いているんじゃないかと。

　現状、望まれるのは、
　「行動の喚起」ではなく、
　「議論の喚起」の方だと思う。
　そうでないのであれば、
　デモとかそうした行動が盛んであればあるほど、
　日本は良い国となっていくという事になるという話になっちゃうんじゃないかと。
　
　...などという事を思っておりました。
　では失礼します。