しんや のコメント

興味深い記事がありました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180424-00000020-zdn_mkt-bus_all
日本の官僚組織には女性記者をキャバ嬢のように扱う文化がある、ということです。

トッキーさんが紹介された門弟の投稿に「事務次官のセクハラ問題のみに焦点を当てて女性記者を擁護する方々は、「美人を差し向けてネタを取る」の構造は問題視していないということになるかと思います(実際、ネットで見るリベラル系の意見はそうでした)」とありますが、そうでしょうか。マスコミのこれまでの対応がセクハラを容認・助長してきたことを批判しているのは、リベラル側も同様です。

福田のセクハラ行為を批判するコメントをしている人は、同時にマスコミがこれまで若い女性記者を優先的に担当として送ったり、セクハラに毅然と対応することを社として妨げたりしてきたことも批判しています。

江川紹子氏
「女性記者が相談した上司が、自局では報道できないと1人で判断し、財務省への抗議もしていないなど、会社側の責任は重い。」

新聞労連の声明
「記者に忍耐を強いる指示や黙認は、セクハラを容認しているのと同じであり、到底許されない。」

当のテレビ朝日も自社の対応に問題があったことを認識しており、「セクハラの情報があったにもかかわらず、適切な対応ができずに深く反省している」としています。

「美人を差し向けてネタを取ることを問題視していない」とは、具体的には誰なのでしょうか。

女性記者を取材担当にしてネタを取ろうとするマスコミのやり方に問題があったことは当然ですが、だからといって「若い女性が取材に来たらセクハラしていい」という話にはならないはずです。
「女性記者を送ってネタを取るマスコミのやり方が元凶」という論法では、「痴漢が発生するのは女性の服装こそ最大の原因である」ということになると私は思います。

どんな若い美女が来ようと、セクハラしていい理由はありませんよね。マスコミの対応は官僚によるセクハラを実質的に「容認」するものではあっても、「原因」は福田本人と、彼のメンタリティを養った官僚組織の文化でしょう。

立場を利用してハラスメントを繰り返すようなヤツは組織人として、まして省庁内でハラスメントが起こらないようにする責任者である次官としては不適格であり、その行為だけで処分に値すると私には思えます。

…というのが現時点での考えなのですが、ライジングを読んだら変わるかもしれません。それも含めて、配信を楽しみにしています。

No.172 79ヶ月前

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